アボカド・美容COLUMN
アボカドを食べればアンチエイジング効果絶大!?オススメのアボカドレシピを紹介!
ある化粧品メーカーが40~50代女性にアンケートを取ったところ、肌の悩みの順位が以下のようになりました。
1位:シミ
2位:たるみ
3位:乾燥
若い頃は気にならなかったものが上位を占めているのがわかりますね。けれども歳を重ねて気になるのは、何も肌の悩みだけではありません。
健康や身体に関する悩みも、歳とともに増えていきやすいものです。
そこで今回は、アンチエイジングが気になる人に向けたアボカドの魅力を、詳しく伝えていきます。
この記事の目次
アンチエイジング効果とは?
アンチエイジングという言葉は美容界で使われることが多く、美容用語として認識している人は多いかもしれません。
ところがアンチエイジングとは「抗老化」や「抗加齢」などを指し、なるべく老化のスピードを遅くして、見た目も体も若々しさを保つために医療分野全体で取り組んでいることでもあるのです。
超高齢化社会において抗加齢は必須
日本人の平均寿命は右肩上がりであり、2019年時点での統計では女性が87.45歳、男性が81.41歳と発表されています。
一方で、寝たきりや介護などの必要がない「健康寿命」は2016年の段階で、男性72.14歳、女性74.79歳となっていて、その差が社会問題にもなっているのです。
歳をとれば病気や体の調子が悪くなるのは当たり前・・・、そんなことも言っていられないのが現実であり、できるだけ老化をせずに若々しく生きたほうが、長い人生を楽しめるのではないかと考え、さまざまな取り組みがされているのです。
多方面からのアプローチ
医療分野で行われているアンチエイジング医学では、これまでの医療(治療)といった取り組みだけでなく、多方面からのアプローチを行っているのが特徴です。
例えば、農業分野や生物分野、柔道整復師や管理栄養士など、いろいろな専門分野の意見を取り入れ、「加齢」に焦点をあてた予防医学、つまりアンチエイジング医学に取り組んでいます。
4つの「老化」
加齢に伴う老化の原因を分類してみると、大きく4つに分けることができます。
- 紫外線ダメージ
- 活性酸素によるサビつき
- たんぱく質の糖化
- ホルモンバランスの変化
例えば①による老化サインは、シミやシワなどとても有名ですね。
②の活性酸素によるサビつきは、活性酵素が体内で増えすぎてしまい、細胞が傷ついてしまうことを指します。
肌のターンオーバーが上手くいかなくて、シワやシミが増えてくることも細胞のサビつきによるものですし、生活習慣病も細胞のサビつきにより引き起こされると言われています。
③のたんぱく質の糖化はあまり聞きなれない言葉かもしれませんが、こちらも細胞の劣化を示すものです。
糖はエネルギーを生み出すのに必要な栄養素ですが、余ってしまうと骨や血管のたんぱく質と結びついてしまい、細胞が劣化しやすくなります。
また糖質を過剰に摂取して血糖値が急激に上がることを繰り返すと、糖尿病などの生活習慣病のリスクが高まります。
アンチエイジングの効果
では、運動や食生活の改善などによるアンチエイジングの取り組みで得られる効果とは、どのようなものがあるのでしょうか。
例えば、普段の食事で、食べる順番を工夫するだけで、食べ過ぎを防いだり消化を促進させたり、活性酸素の発生を減少させたりすると言われています。
生活習慣病になってから治療するのではなく、健康的な体を日常的に維持していくことで、いくつになってもハリのある生活を送ることが可能になるのですね。
もちろん見た目の若々しさも重要です。
見た目の若々しさは自らの自信につながりますし、積極的に外へ出て活動することにもつながるでしょう。
もし病気になってしまったとしても、アンチエイジングの効果を実感している人であれば、さらなる病気の発症を防ぎ、今抱えている病気と向き合いながらも心は元気に過ごすということが可能になります。
アンチエイジング効果というのは、決して美容だけでなく、その人の人生において、とても大切なことでもあるのです。
アボカドがアンチエイジングに効果的である理由とは?
巷で耳にすることも多いアンチエイジングが、シミやシワ予防というだけでなく、健康的に生きていくうえでとても重要だということはわかってもらえたでしょうか。
では世界一栄養価の高い果物であるアボカドは、アンチエイジングにどのような効果があるのでしょうか。
肌のアンチエイジング効果
アボカドには「若返りビタミン」とも呼ばれるビタミンEが豊富に含まれています。
ビタミンEの最大の特徴は、抗酸化作用に優れているということ。
例えば、食べ物が体内でエネルギーに代わったり、大気汚染などの空気中から受けたりするフリーラジカルのダメージから細胞を守るときに、ビタミンEは力を発揮します。
またビタミンEには血管を拡張し、血液の流れを良くする働きがあります。
肌細胞に栄養素が行き届けば、ターンオーバーが正常に行われ、健康的でうるおった素肌を保つことができるのです。
ミトコンドリアの働きを活性化するコエンザイムQ10
アボカドには、ビタミン以外でも注目すべき栄養素があります。
そのひとつがコエンザイムQ10です。
化粧品などで目にすることが多いコエンザイムQ10ですが、実は動脈硬化などの生活習慣病への効果が期待されています。
そのほかに、人が活動するためのエネルギーにも、コエンザイムQ10は大きく関わっています。
私たちは「体を動かす」「食事をする」など、ありとあらゆる場面でエネルギーを使っていますが、このエネルギーを作り出すのが細胞内に存在するミトコンドリアです。
そしてミトコンドリアの活動をサポートしているのがコエンザイムQ10であり、アボカドにはコエンザイムQ10が含まれているのです。
コエンザイムQ10の働きは、今後研究が進めばもっといろいろなことがわかると期待されていますが、今わかっているだけでも十分なくらい貴重な栄養素だということがわかります。
体内では合成できないミネラル
白米(炭水化物)は、体内で糖質と食物繊維に分解されて身体に吸収されますが、なかにはヒトの体内では合成できない栄養も存在します。
ミネラルは体内で合成することができない栄養素で、食事からとる必要があります。
アボカドに含まれるカリウムは、摂り過ぎたナトリウムを尿として排出してくれる作用があるため、高血圧予防にもなる大切な栄養素です。
ほかにも高血圧や動脈硬化、狭心症や心筋梗塞などの予防に役立つマグネシウムもアボカドには含まれています。
⇩アボカドオイルのシミ対策については下記の記事から⇩
アボカドオイルは肌のシミ対策になる!?使い方から効果について対策!
アンチエイジング効果を高めるアボカドレシピについて
アンチエイジング効果が期待できるアボカですが、どのように食べると、より効果を実感できるのでしょうか。
ここでは、いくつかのレシピを紹介します。
アボカドの味噌汁
アボカドに含まれるビタミンEは加熱にも強い栄養素です。
しかしミネラルは水に溶けやすいため、汁も一緒に飲むことができるレシピがオススメです。
味噌汁は日本人にとって身近なメニューですが、具材にアボカドを追加することでアンチエイジング効果が期待できるレシピになりますよ。
アボカドのほかにも、きのこや海藻といった具材を一緒に入れると、さらにパワーアップしたアンチエイジングレシピとなります。
アボカドのハチミツがけ
疲れているときなど、甘いスイーツが欲しくなることもありますよね。
そんなときは、アボカドにハチミツをかけて食べることをオススメします。
このとき使用するハチミツは、プロポリス入りのものを選ぶのがポイント。
プロポリスはミツバチの巣箱や入り口に付着している物質ですが、強い抗酸化作用があるためアンチエイジング効果を得るのにピッタリです。
もちろんアボカドとハチミツの愛称はバッチリで、とても美味しいスイーツになりますよ。
暑い夏には、凍らせたアボカドにハチミツをかけるのもオススメです。
アボカドのアンチエイジング効果と調理レシピに関するまとめ
アンチエイジングというと、シミやシワなどの改善を思い浮かべる人は多いですが、実は医学分野でも取り組まれていることです。
アンチエイジング医学で体や見た目の若々しさを保つことができれば、高齢化社会における日本でも元気に暮らすことが可能になります。
アボカドには、アンチエイジング効果が期待できるいろいろな栄養素が含まれています。
手軽に作れるレシピなどを活用して、アボカドでアンチエイジング効果を実感し、いつまでも若々しく元気に暮らせるよう取り組んでみましょう。
さらに高いアンチエイジング効果を体感したいと思ったら?
人が元気に楽しく生きるために、アンチエイジングはとても大切なことです。
「病気をしない」「介護を必要としない」、そんな医学的なアンチエイジングの取り組みはぜひ続けていきたいものです。
そのうえで、女性が特に気になるのは、見た目のアンチエイジングではないでしょうか。
女性が「いつまでも美しくありたい」と願うのは、別に恥ずかしいことではありません。
アボカドを毎日のメニューに取り入れることで、見た目のアンチエイジング効果が期待できますが、さらに美しくあるために、スキンケアにもアボカドを取り入れてみることをオススメします。
実は海外では、アボカドを使ったスキンケアやヘアパックが昔から盛んに行われています。
とはいえ、食べるために買ったアボカドをスキンケアに使うのはちょっと抵抗がありますよね。
そこでオススメしたいのが、アボカドの栄養価がたっぷり詰まったアボカドオイルによる美容法です。
アボカドオイルは、肌にうるおいを与えるオレイン酸や、強い抗酸化作用を持ったビタミンEなどがたっぷり含まれていて、肌や髪の毛に直接塗ることが可能なアンチエイジングアイテムです。
ひとつだけ気を付けたいのは、スキンケアに使いたいのなら美容用のアボカドオイルを選ぶこと。
食用のアボカドオイルよりも、より純度の高いオイルしか美容用には認められていません。
「REGANERO」のアボカドオイルは、低温圧搾による純度の高いエクストラバージンオイルのみを使っているのが特徴の美容オイルです。
また使用しているアボカドは、オーガニック栽培されたアボカドのみ。栄養価を損なうことなく、カプセル状にパッケージされています。
アボカドオイルは、顔のスキンケアだけでなくボディやヘアケアなど、全身に使えるので意外にコスパがいいのも好ポイント。
アボカドを食べてアンチエイジングを続けていくのなら、ぜひ「塗る」アボカドも一緒に試してみてくださいね。
<参考文献>
コーセー「40~50代女性の“肌悩み”3位「乾燥」2位「たるみ」・・・気になる1位は?」
日本抗加齢医学会「なぜ、今アンチエイジング(抗加齢)医学なのか?」
朝日新聞デジタル「アンチエイジング効果のある食事で老化のスピードを遅らせよう」
日本経済新聞「平均寿命更新、女性87.45歳 男性81.41歳」
厚生労働省 e-ヘルスネット「血糖値」
医療法人社団エムズ「エイジングケアって具体的に何をすればいいの?エイジングケアの方法について医師が解説します。」
日本食品標準成分表2020年版(八訂)「アボカド」
茨城県メディカルセンター「アボカドは栄養の宝庫! でも食べ過ぎには要注意!」
日本科学未来館「もう君なしでは生きられない!ミトコンドリアと細胞の不思議な関係」
わかさ生活「コエンザイムQ10」
厚生労働省 e-ヘルスネット「ミトコンドリア」
田中消化器科クリニック「ミネラルの解説」
朝日新聞デジタル「アンチエイジング効果のある食事で老化のスピードを遅らせよう」
秋田屋「プロポリスとは何ですか?」
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