アボカド・美容COLUMN
美白効果あり?ナイアシンアミドとは?注目される理由や美容効果を徹底解説
美容や健康に気を遣う人の間で、じわりじわりと話題になっている成分「ナイアシンアミド」、とくに気になるのが“美白”“シワ改善”に効果があると紹介されているからではないでしょうか。
そこで今回は、“美白”“シワ改善”が期待できるナイアシンアミドについて、注目される理由や本当の美容効果について徹底的に解説していきます。
「最近肌の調子が気になる・・・」といった年齢肌に悩む人は必見です。
この記事の目次
ナイアシンアミドとは
「ナイアシンアミド」ということばを聞いたことがない人のためにも、まずは基本的なことを解説していきましょう。
ナイアシンアミドは、健康や美容への効果が期待できる成分として注目されていますが、そもそもナイアシンというビタミンの一種です。
ナイアシンは、ビタミンB群に分類される「ナイアシン(ニコチン酸)」と「ナイアシンアミド(ニコチン酸アミド)」の総称で、どちらも健康や美容への効果が期待できます。
このふたつ、もたらす効果は同じなのですが、効果の強さや副作用に違いがあることがわかっています。
- ナイアシン(ニコチン酸)→ 効果が強い・副作用が起こりやすい
- ナイアシンアミド(ニコチン酸アミド)→ 効果がおだやか・副作用が起こりづらい
ナイアシンの副作用はナイアシンフラッシュと呼ばれていて、主にかゆみ・赤み・頭痛・じんましんなどが知られています。
軽い副作用であれば問題ないのですが、人によっては症状が強く現れることもあるので、化粧品などに配合されるときはナイアシンアミドが選ばれています。
ナイアシンはナッツ類や鶏ムネ肉、レバー、しいたけなど身近な食材にも多く含まれており、食事から摂取することができますが、私たちのからだの中で必須アミノ酸のトリプトファンから合成することも可能です。
ナイアシンアミドが注目される理由
私たちにとって身近な成分であるナイアシンアミドが、近年ここまで注目されるようになったのには理由があります。
それは2007年に美白有効成分として厚生労働省に認められ、続けて2017年頃にはシワ改善有効成分として承認されたことです。
またナイアシンアミドは健康成分としてより美容成分として注目されることが多いのですが、その理由のひとつが“水溶性”だからと言われています。
シワ改善が期待できる成分はいろいろありますが、そのほとんどが脂溶性であり、どうしても保湿クリームなど配合できる化粧品が限定されてきました。
しかしナイアシンアミドは、シワ改善効果が期待できる成分でありながら“水溶性”の性質を持つため、化粧水・乳液・美容液など多くの化粧品に配合できるといったメリットがあり、美容業界で一躍脚光を浴びることとなったのです。
つまり年齢肌や乾燥肌に悩む人だけでなく、肌のハリや弾力に悩む普通肌~脂性肌の人
にとっても嬉しい美容成分だと、多くの人に注目されているのです。
ナイアシンアミドの美容効果
ではここからは、ナイアシンアミドの美容効果について詳しく見ていきましょう。
ナイアシンアミドの美容効果は、とくに肌に対して大きいと言われています。
肌荒れの抑制
私たちの肌には、肌の内側にある水分を保ち、外的刺激(大気汚染や紫外線、摩擦など)から肌を守るバリア機能が備わっていますが、この働きは肌の水分と油分のバランスが崩れることで容易に低下してしまうのです。
とくに乾燥からくるバリア機能の低下は深刻で、健康的な肌を手に入れるには、いかに肌の水分を保つかがポイントになってくるというわけです。
ナイアシンアミドには、肌表面のうるおいを保つために必要な保湿因子“セラミド”の生成を促し、肌の水分量をアップさせ、バリア機能を修復させる作用が確認されています。
大人の肌荒れに、ナイアシンアミドはおすすめしたい成分なのです。
抗酸化
ナイアシンアミドには抗酸化作用があり、酸化してしまったグルタチオンを元に戻す働きを担っています。
ここで気になるのが「グルタチオンって何?」ということでしょう。
グルタチオンは緑黄色野菜に多く含まれ、優れた抗酸化作用がある成分です。
美肌にいいとされるビタミンCが体内でしっかりと働くためには、このグルタチオンの力が欠かせないと言われています。
ビタミンCはシミやしわの原因となるメラニンの生成を抑え、肌に弾力を与えるコラーゲンの生成にも欠かせない成分です。
つまりビタミンCは美肌を手に入れるために必要な成分なのですが、加えて細胞を酸化させる活性酸素の働きを抑制する抗酸化ビタミンという働きも担っています。
そんな私たちの健康や美容に直接働きかけてくれるビタミンCは、働きすぎると疲れてしまい、本来の力を発揮できなくなります。
グルタチオンは、疲れてしまったビタミンCをまた元気にしてくれる成分なのです。
私たちが健康的な美肌を手に入れるためには、“ビタミンC”“グルタチオン”“ナイアシンアミド”がタッグを組んでしっかり働いてくれることが不可欠なのです。
メラニン生成の抑制による美白・シミ予防
日焼けをすると肌へのダメージが大きい・・・、これは誰もが知ることでしょう。
日焼けのダメージにはいろいろありますが、そのひとつが肌を黒くしてシミやそばかすの原因となってしまうことです。
私たちの肌には、もともとメラノサイトという色素細胞が存在していて、紫外線が肌の奥深くに届かないようブロックするために待機しています。
<日焼けのイメージ>
紫外線を浴びる ↓ メラノサイトが活性化 ↓ メラニン色素を生成 ↓ 肌の色が黒くなる |
肌の色が黒くなるのは、それ自体が悪いことではなく、黒くなることで肌の奥深く真皮に紫外線のダメージが行くのを防いでいるのです。
しかしたくさんの紫外線を浴びてしまうと、メラニンは過剰に生成され、ターンオーバーではがれ落ちることなくそのまま肌に残ってしまうことがあり、これがシミやそばかすになってしまいます。
ナイアシンアミドはメラニンの過剰生成を抑える働きがあり、なお且つ生成されたメラニン色素が肌表面に運ばれて色素沈着してしまうのを防ぐ作用があります。
この働きが厚生労働省にも認められ、医薬部外品美白有効成分として認められることになったのです。
⇩アボカドの美白効果については下記の記事から⇩
アボカドは美白効果を得られる食べ物!?美白に導く方法を解説!
コラーゲンの生成を促すシワ改善効果
ナイアシンアミドが注目されるようになった理由として、シワ改善効果はかなり大きなものでしょう。
ハリや弾力のある肌は、シワに悩まされることはありません。
そして肌の弾力に欠かせない成分のひとつがコラーゲンです。
ナイアシンアミドにはコラーゲンの生成を促す作用があり、失われた肌の弾力を取り戻して肌のハリをアップさせる効果が期待できます。
またコラーゲンが増えることで肌にうるおいが増し、乾燥からできるシワの改善も期待できるのです。
こうした作用があることから、ナイアシンアミドは医薬部外品シワ改善有効成分としても承認されることとなりました。
⇩アボカドでアンチエイジング?については下記の記事から⇩
リバースエイジングとはどんな意味?オススメの化粧品クリームも紹介!
ナイアシンアミド配合のおすすめクリーム
ナイアシンアミドは、透明感をもたらしてハリや弾力のある健康的な肌に導いてくれることが期待できる注目の美容成分です。
また効き目が穏やかで、敏感肌の人でも安心して使いやすいというメリットもあります。
ナイアシンアミドは水溶性で、ウォーターベースの化粧品だと力を発揮しやすいため、ナイアシンアミド配合の化粧品を選ぶ際には、まず化粧水やジェル状美容液などを選ぶことがおすすめです。
だからといって、ナイアシンアミド配合のクリームがダメというわけではありません。
ナイアシンアミドは穏やかに作用するため、毎日のスキンケアで継続して取り入れていくことが求められます。
ナイアシンアミド配合の保湿クリームを毎日のスキンケアに取り入れることは、決して肌にとってマイナスにはならないのです。
「REGANERO」のアボカドボディクリームは、1本あたり約5.2個分のアボカドを使用しているアボカドオイルたっぷりの保湿クリームです。
ほかにもシアバターオイルやホホバオイルなど保湿成分をたっぷり含んだボディクリームなのですが、注目したいのがナイアシンアミド配合という点です。
医薬部外品ではないため、厚生労働省の認可成分であるナイアシンアミドの含有量は多くありませんが、天然由来の保湿成分ホホバオイルの次に表示されていることから、肌をすこやかに保つための穏やかな効果は期待できることでしょう。
「REGANERO」ではボディクリームのほかに、ナイアシンアミドを配合したアボカドフェイスクリームもあります。
もともとナイアシンアミドの効果はゆっくりで、3か月ほど継続して使用することがおすすめだと言われています。
年齢によるハリ不足やシミそばかすに悩む人、乾燥がひどく肌のバリア機能が低下している人、大人のニキビ肌に悩まされている人は、オーガニックアボカドオイルとナイアシンアミドが配合された「REGANERO」のアボカドスキンケアシリーズを、一度試してみてはどうでしょうか。
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