スキンケア基礎知識  2022.01.07

肌のターンオーバーの周期は何日間?整え方や正常化する方法を解説!

「肌は常に新しく生まれ変わる」といっても、ピンとは来ないかもしれませんね。

しかし「古くなった皮膚はやがて垢となってはがれ落ちる」といえば、イメージしやすいのではないでしょうか。

この期間、肌が生まれてからはがれ落ちるまでをターンオーバーと呼びますが、仮にターンオーバーが乱れてしまうと、私たちの肌はすぐにダメージを受けてしまいます。

そこで今回は、ターンオーバーの周期や乱れの原因、そして正常化するために必要なことを詳しく解説していきます。

 

肌のターンオーバーとはどんな意味?

「肌のターンオーバー」という言葉を聞いたことがある人は多いでしょう。

わかりやすく言うと、肌の生まれ変わりの期間のことです。

ターンオーバーをきちんと理解するためには、まず皮膚の構造について知っておくことが大切になります。

 

皮膚の3層構造

私たちの皮膚は3つの層に分かれていて、肌表面から「表皮」「真皮」「皮下組織」の三層構造となっています。

このうち「表皮」で起こっている細胞の生まれ変わりのことを「ターンオーバー」といい、肌の状態を左右する重要なポイントになっているのです。

 

表皮は4層構造

皮膚が3層構造であることはすでに述べましたが、ターンオーバーの舞台である表皮は、さらに4層に分かれています。

上から「角質層(かくしつそう)」「顆粒層(かりゅうそう)」「有棘層(ゆうきょくそう)」「基底層(きていそう)」の4つの層で、一番奥にある角質層から肌細胞は日々生まれています。

表皮の細胞は、まず初めに基底層で誕生し、徐々に上の層に押し上げられ、最終的に垢となってはがれ落ちる、これがターンオーバーの形です。

基底層で生まれた肌細胞は、途中でいつもの変化を行いますが、そこに異常が生じてしまうと肌荒れの原因になるのです。

つまりターンオーバーを正常に整えるということは、肌を健やかに保つためにとても重要なポイントだということであり、ターンオーバーの仕組みをしっかり理解しておくことが大切なのです。

 

肌のターンオーバーの周期は何日間ごと?

健康な肌のターンオーバーの周期は人それぞれではありますが、およそ28日だと言われています。

この28日周期が繰り返されている間は、いわゆる美肌と言われる状態を保ちやすいのです。

 

28日サイクルの仕組み

正常なターンオーバーの周期はおよそ28日ですが、その間の肌細胞の動きも大切です。

基底層で誕生した肌細胞は、約14日間かけて細胞分裂を繰り返しますが、そこから一つ上の階層「有棘層(ゆうきょくそう)」にあがってからがターンオーバーのスタートになります。

有棘層とそのもう一つ上の階層「顆粒層(かりゅうそう)」で約14日間、一番表面にある角質層でさらに14日間役割を果たしたあと、古くなった皮膚は自然にはがれ落ちていく、これが正常なターンオーバーです。

そのターンオーバーは短過ぎてもダメですし、長すぎてもダメ・・・、結構繊細なものなのです。

 

 

肌のターンオーバーが乱れてしまう原因とは?

肌のターンオーバーが、肌を健やかに保つためのキーワードであることは理解できましたよね。

そこで次はそのターンオーバーを乱す原因について考えてみましょう。

 

加齢

ターンオーバーが乱れる最大の原因は加齢です。

実は、ターンオーバーが28日周期で回るのは20代まで、その後3040代になると40日~45日になり、50代になると周期は55日~70日、なんと20代の時より2倍以上かかる人も出てきます。

特に、加齢とともに冷え性になったという人は要注意です。

冷え性は血液循環が悪いことから起こりますが、血の巡りが悪いということはカラダの隅々まで栄養が行き渡らないということでもあり、当然、肌細胞にとってもいいことはありません。

加齢は誰にでも平等に訪れますが、血液循環を良くして代謝を上げ、ターンオーバーの乱れは少しでも遅らせたいものですね。

 

紫外線

年齢が若いのにターンオーバーが乱れている人は、紫外線による日焼けが原因ということが少なくありません。

紫外線の影響はターンオーバーと深く結びついています。

日焼けによっては肌がダメージを受けると、肌はダメージを早く回復させようとターンオーバーを早めていきます。

すると未成熟のままの肌細胞が肌を形成することになり、肌荒れなどを引き起こしやすくなるのです。

日焼け対策は晴れている日だけでなく、曇りや室内でも行うようにしましょう。

 

乾燥

乾燥肌もターンオーバーが乱れる原因です。

肌には、もともと外部からの刺激から肌を守るためのバリア機能が備わっています。

この機能は、角質層にある細胞と細胞の間を、細胞間脂質や水分などの保湿成分で埋めることで、外部刺激の肌内部への侵入を防いでいるものです。

しかしさまざまな原因により角質細胞間の保湿成分が不足してしまうと、細胞同士の結びつきが弱くなり、すき間から肌内部に外部刺激が入り込んでしまいます。

外部刺激によってダメージを受けた肌は、ますますバリア機能が低下し、ターンオーバーが早まるという悪循環を繰り返します。

乾燥は肌にとって何もいいことがないのです。

最近は、若い人たちの間でも乾燥肌の人が増えているという話があります。

いつまでもみずみずしい肌でいるために、乾燥対策は若いうちからしっかりとやることが大切ですね。

 

⇩アボカドオイルは保湿力抜群?については下記の記事から⇩

アボカドオイルは保湿力が高い!?乾燥肌に優しい?保湿力が高い理由を解説!

 

肌のターンオーバーを整えて正常化させる方法とは?

肌を健やかに保つには、ターンオーバーの乱れは禁物。

でもすでにターンオーバーが乱れてしまっている人は、どのように回復させればいいのでしょうか?

 

生活習慣の改善

ターンオーバーの乱れは、生活習慣の乱れでもあります。

つまり日頃の生活習慣を正せば、ターンオーバーの正常化にもつながる可能性も。

 

⇩アボカドはガン予防にも有効?については下記の記事から⇩

アボカドは癌予防にも有効!?抗がん剤の効果を高める?癌予防する食べ方を解説!

 

寝不足は肌荒れの天敵

「寝不足が続いて吹き出物が出来てしまった」、このような経験をしたことはないでしょうか。

子供のころ、眠っている間に背が伸びるから睡眠時間は大切だ、と教えられたかもしれません。

これは眠っている間に成長ホルモンが分泌されるからですが、成長ホルモンの作用は背を伸ばす以外にも、基礎代謝を上げたり免疫力を高めたり、細胞の生まれ変わりを活性化させたりすることにも使われます。

睡眠時間は67時間確保するのがいいとも言われていますが、時間だけ確保しても、ぐっすり眠れていなければ成長ホルモンの分泌を促すことにはなりません。

また、肌のターンオーバーは睡眠中に促されます。

今だけでなく、将来的にも健やかでうるおいのある肌でいたいなら、いま一度睡眠について考えてみましょう。

 

適度な運動で筋力をつける

冷えはターンオーバーを乱す原因になるというのは、先に少し述べました。

そこで見直したいのが適度な運動習慣です。

学生の頃は部活などでしっかり身体を動かしていた人であっても、社会人になるときちんと運動する機会が減っていきます。

筋力の衰えは基礎代謝を下げることにつながりますから、普段から運動不足を実感している人は、適度な運動習慣をつけるようにしましょう。

運動をすることは筋力をアップさせるだけでなく、体を温めて血流がよくなったり、汗とともに老廃物を排出したりするので、結果としてターンオーバーの正常化になります。

 

食生活の改善

ターンオーバーの正常化は、バランスの取れた栄養を摂ることが大切です。

肌にいい栄養素というと、ビタミン類などを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

もちろんビタミンECなどのビタミン類は、美しい肌を作るには欠かせない栄養素ですし、しっかりと摂取しておきたいものです。

ただしターンオーバーを正常化させるために必要な栄養素として、意外に忘れがちなのがたんぱく質です。

たんぱく質は肉や魚、そして卵などに豊富に含まれていますが、ヒトの身体のほとんどは水とたんぱく質からつくられているということを知っていますか?

もちろん健康な肌を作るためにも、たんぱく質は必要不可欠です。

けれどもたんぱく質を多く含む食材はダイエットなどで敬遠されることが多く、体型を気にする女性たちの間で不足しがちな栄養素です。

体重だけ減っても、肌がボロボロでは本当の意味での美しさは手に入りません。

必要な栄養素はきちんと摂り、気になるカロリーは運動で消費するように心がけることが、美しく健康な肌への近道なのです。

 

⇩アボカドオイルの効果的な食べ方については下記の記事から⇩

アボカドの効果的な食べ方とは!?栄養が摂れる食べ方から効能についても解説!

 

徹底した保湿対策

28日周期のターンオーバーが短くなってしまう原因のひとつが、肌の乾燥です。

肌の乾燥が進むと、肌内部の水分を守ろうと角層細胞を急いで作り出そうとしてターンオーバーが早くなります。

しかしターンオーバーを速めてできた角層細胞には十分な保湿力がなく、できあがった肌は表面がざらざらで乾燥した状態になってしまいます。

つまり、乾燥がさらなる乾燥を招くということ。

こうした悪循環を断ち切るためにも、乾燥によってターンオーバーが乱れたときは、徹底した保湿対策をとるようにしましょう。

 

肌のターンオーバーを整えるアボカドスキンケアクリームとは?

健康で美しい肌を保つために必要なこと、それはターンオーバーを整えること。

そしてそのために、適度な運動を取り入れたり食生活を改善したりすることが効果的です。

運動や食生活は自分の力で努力することができますが、肌の乾燥対策はスキンケアアイテムの力を借りたいと思いませんか?

そこでオススメしたい保湿クリームを紹介します。

肌のターンオーバーを期待されているアボカドオイルをたっぷり配合した「REGANERO」のアボカドスキンケアは、塗ることで十分な保湿効果を感じられるアイテムです。

アボカドオイルには、水分を肌の内側にぎゅっと閉じ込めておく働きがあり、それでありながら使用後にべたつきを感じさせません。

またアボカドオイルに含まれる豊富なビタミンは、肌を健やかに保つのに役立ちます。

REGANERO」のアボカドバタークリーム(フェイス用)には、アボカドオイル以外にもシアバターやホホバオイル、カミツレ花オイルなど肌にいいと言われる成分がいっぱい。

ターンオーバーを整えるために、あれもこれもアイテムを追加するのではなく、いつもの化粧水のあとは「REGANERO」の保湿クリームだけでOK!ということならば、肌の悩みを抱えている人も続けやすいですよね。

あなたがターンオーバーの乱れによるハリや弾力の低下、肌のくすみを感じているのなら、ぜひ一度「REGANERO」のアボカドスキンケアを試してみてはどうでしょうか。

 

投稿者プロフィール

藍鈴
藍鈴
栄養学や食べてキレイになるインナービューティーに興味を持ち、5年勤めていたアパレル業界から栄養士業界へ転職を決意。栄養学校へ入学し、本格的にインナービューティーについて学びをスタート。


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