スキンケア商品  2023.01.18

ビタミンC化粧水、美容液の効果とは?選び方とおすすめの商品をご紹介!

「ビタミンCは肌にいい」・・・、何となく聞いたことはあっても、具体的に何がいいのかと問われると、なかなか答えられないのではないでしょうか。

そこで今回は、ビタミンCが配合されている化粧水や美容液の効果について、詳しく解説していきます。

店頭に並ぶビタミンC化粧水・美容液の中からどの商品を選べばいいのか、選び方のポイントやおすすめの商品についても紹介していきますので、参考にしてみてください。

 

ビタミンCの効果

ビタミンCが肌に与える影響は、肌の透明感を高めることにあります。

美しい肌というと、みずみずしくうるおいのある肌、つまり水分量の多い肌を想像する人も多いのですが、うるおっているだけでは肌に透明感は生まれません。

では何が必要なのかというと、肌のくすみやシミ・そばかすなどの原因となるメラニンが増えすぎないようにすることが大切なのです。

例えば、肌が紫外線を浴びるとメラニンが生成されますが、これはメラニンによって肌の色を濃くすることで、紫外線のダメージから肌を守っているのです。

もちろん紫外線以外にも、摩擦による肌への刺激やストレス、睡眠不足、栄養バランスの偏りなどもメラニンが増える原因で、過剰に作られたメラニンはやがて色素が沈着し、肌のくすみやシミ・そばかすにつながっていきます。

実はビタミンCには、メラニンが作られるときに必要な酵素の働きを抑制する効果があり、ビタミンC配合の化粧水や美容液をつかうことは、メラニンの過剰生成を抑えて肌に透明感を与えるサポートしてくれるのです。

メラニンの生成が活性化し始めるのは、紫外線を浴びてから約48時間経ってからとも言われていて、日焼け後の肌へのビタミンC化粧水によるスキンケアは、美容効果が期待できるおすすめスキンケアなのです。

 

ビタミンC化粧水、美容液の選び方

肌への効果が期待できるビタミンC配合の化粧水・美容液ですが、どれを選んでもOK!というわけではありません。

ビタミンCは抗酸化作用が強いことで知られていますが、酸化しやすいという面も併せ持っています。

つまりいくらビタミンCが配合されていても、きちんと肌に届いていない可能性だってあるのです。

そこでここからは、ビタミンC化粧水・美容液の選び方についてポイントをチェックしていきましょう。

 

ビタミンCの種類をチェックする

ビタミンCは「ピュアビタミンC」と「ビタミンC誘導体」のふたつに分けられるのですが、肌への効果が高いのは「ビタミンC誘導体」です。

ビタミンC誘導体は肌に浸透し、体内にある酵素の力によって分解されてはじめてビタミンCになるため、ビタミンCの弱点でもある“酸化しやすい”という点をカバーしています。

つまり体内に新鮮なビタミンCを届けられるというメリットがあるのです。

ただし「ピュアビタミンC」にもメリットはあります。

ピュアビタミンCは塗った直後から効果を発揮してくれるという点です。

ピュアビタミンCとビタミンC誘導体、この両方が配合されている商品は、時間差でビタミンCの効果を発揮できる商品になります。

 

ビタミンC以外の成分をチェックする

ビタミンCがメラニンの生成を抑えることは事実ですが、すでに出来てしまっているシミやそばかす、ニキビなどには効果がありません。

そこでより健康的でみずみずしい肌を手に入れたいのであれば、ビタミンC以外の成分にも注目してみましょう。

 

-美白効果-

  • トラネキサム酸
  • ニコチン酸アミド(ナイアシンアミド)
  • アルブチン

 

-ニキビ予防-

  • グリチルレチン酸ステアリル
  • グリチルリチン酸ジカリウム
  • イソプロピルメチルフェノール

 

もちろんビタミンC誘導体が美白有効成分として配合されている商品も多いのですが、上記にあげた有効成分が一緒に配合されている商品もおすすめです。

 

⇩アボカドオイルがシミ対策に有効?に関する記事はこちらから⇩

アボカドオイルは肌のシミ対策になる!?使い方から効果について対策!

 

テクスチャ・香りで選ぶ

化粧水は毎日たっぷり使いたいアイテム、だからこそテクスチャや香りは自分の好みにあっているモノを選びましょう。

とくに油溶性ビタミンC誘導体が配合されていると、オイルのようなテクスチャになることが多く、よりしっとりした感触を求める人向けアイテムになります。

またビタミンCを高濃度で配合しているアイテムは、塗ったあとにべたつきを感じることもあります。

自分が求めているのが、しっとりタイプ・さっぱりタイプ、どちらなのかはチェックしておくと安心です。

 

おすすめのビタミンC化粧水5選

ではここからはおすすめのビタミンC化粧水について紹介していきます。

それぞれの特徴もあわせてチェックしてみましょう。

 

①『メラノCC 薬用しみ対策美白化粧水 しっとりタイプ』ロート製薬

「メラノCC 薬用しみ対策 美白化粧水 しっとりタイプ」は、肌にうるおいを与えるだけでなく、美白ケアにも優れている化粧水です。ビタミンC誘導体である3-O-エチルアスコルビン酸は、肌を整える効果が期待できる注目成分です。少しとろみがあるテクスチャは乾燥が気になる人でも使いやすく、コスパもいいので毎日たっぷり使っても安心。

-ビタミンC成分-

3-O-エチルアスコルビン酸・アスコルビン酸

 

-有効成分-

3-O-エチルアスコルビン酸・グリチルリチン酸ジカリウム

 

-保湿成分-

濃グリセリン・BG・DPG・グレープフルーツエキス・レモンエキス・アルピニアカツマダイ種子エキス

 

②『ケシミン浸透化粧水 とてもしっとり高保湿タイプ』小林製薬

「ケシミン浸透化粧水 とてもしっとり高保湿タイプ」は肌にしっかりうるおいを与える化粧水です。とろり感が強く、ひどい乾燥肌に悩まされている人におすすめ。ドラッグストアなどプチプラで手に入るのもポイントです。ビタミンC成分はL-アスコルビン酸2-グルコシドといったビタミンC誘導体が配合されており、配合量も期待できます。

 

-ビタミンC成分-

L-アスコルビン酸2-グルコシド

 

-有効成分-

L-アスコルビン酸2-グルコシド・グリチルリチン酸2K

 

-保湿成分-

濃グリセリン・BG・DPG・ヒアルロン酸Na-2・プルーン酵素分解物・ホオノキ抽出液・サクラ葉抽出液・ヒアルロン酸

 

③『ETVOS薬用 アクネVCローション I』エトヴォス

「ETVOS薬用 アクネVCローション I」は、美白ケアとニキビ予防の両方が期待できる化粧水です。有効成分としてビタミンC誘導体である3-O-エチルアスコルビン酸が、十分な量配合されています。肌を整えるグリチルリチン酸2Kによる、ニキビ予防効果も期待できるでしょう。さらりとした使い心地を好み、美白ケアをしたい人におすすめです。

 

-ビタミンC成分-

3-O-エチルアスコルビン酸

 

-有効成分-

3-O-エチルアスコルビン酸・グリチルリチン酸2K

 

-保湿成分-

濃グリセリン・ヒアルロン酸Na-2・アロエエキス-2・カッコンエキス・クロレラエキス・オウゴンエキス・DL-PCA·Na液・グリシン・DL-アラニン・プロリンなど

 

④『ちふれ美白化粧水W』ちふれ化粧品

「ちふれ美白化粧水W」はドラッグストアで手軽に購入できる化粧水ですが、医薬部外品でもあり本格的な美白ケアが期待できます。水溶性のビタミンC誘導体であるL−アスコルビン酸2−グルコシドと美白成分アルブチンが有効成分として配合されていて、プチプラで購入できるこの化粧水は本格ケアを目指す人にもおすすめ。

 

-ビタミンC成分-

L−アスコルビン酸2−グルコシド

 

-有効成分-

アルブチン・L−アスコルビン酸2−グルコシド

 

-保湿成分-

BG・濃グリセリン・トレハロース液・ヒアルロン酸ナトリウム・ノバラ油など

 

⑤『薬用Cクリアホワイトローション』ドクターケイ

2種類のビタミンC誘導体を配合しているだけでなく、全部で10種類のビタミンを配合している化粧水です。また肌にはりを与えるパルミチン酸レチノールや最近注目されているナイアシンアミドが配合されていて、肌を整えたい人におすすめの化粧水です。テクスチャはさっぱり、ベタつきが苦手な人でも安心。

 

-ビタミンC成分-

L-アスコルビン酸2-グルコシド・テトラへキシルデカン酸アスコルビル

 

-有効成分-

L-アスコルビン酸 2-グルコシド・グリチルリチン酸ジカリウム

 

-保湿成分-

濃グリセリン・ニコチン酸アミド(ナイアシンアミド)・グルタチオンなど

 

 

おすすめのビタミンC美容液5選

毎日のスキンケア、化粧水や乳液できちんとケアしているのに、何となく肌の悩みが改善されない・・・、そんなときは美容液を投入してみましょう。

美容液は肌の悩みに集中してケアしてくれるアイテムです。

ビタミンCが高濃度で配合されているものもあり、より効果を期待できます。

 

①『アスタリフトエッセンスインフェルト』富士フィルム

富士フィルムの独自技術であるナノ化保湿成分配合の薬用美白美容液です。何といっても保湿力の高さが特徴で、長時間肌へのうるおいを感じられる美容液です。少しとろみのあるテクスチャは、乾燥肌にじわりと浸透し、もっちりした肌に整えてくれます。

 

-ビタミンC成分-

リン酸L-アスコルビルマグネシウム

 

-有効成分-

グリチルチリン酸ジカリウム・リン酸L-アスコルビルマグネシウム

 

-整肌成分-

コラーゲン・トリペプチドF・アスタキサンチン液

 

②『SANAなめらか本舗薬用美白美容液』常盤薬品工業

「SANAなめらか本舗薬用美白美容液」は複数のビタミンCが配合されています。そのため肌への効果が大いに期待できる美容液です。また美白有効成分のアルブチンやニキビ予防効果が期待できるグリチルレチン酸ステアリルも配合されていて、それでいながら刺激性が低いので安心して使えます。

 

-ビタミンC成分-

リン酸L-アスコルビルマグネシウム,・dl-α-トコフェロール 2-L-アスコルビン酸リン酸ジエステルカリウム塩・リン酸L-アスコルビルマグネシウム

 

-有効成分-

アルブチン・グリチルレチン酸ステアリル

 

-保湿成分-

BG・濃グリセリン・シュガースクワラン・ジグリセリン・豆乳発酵液・トリメチルグリシンなど

 

③『ETVOS薬用 アクネVCクリームジェル I』エトヴォス

「ETVOS薬用 アクネVCクリームジェル I」は肌の透明感やうるおいが期待できる美容液です。ビタミンC成分にはテトラ2-ヘキシルデカン酸アスコルビルEXが配合されていて、配合量が期待できる上、浸透性がいいビタミンCでありより高い効果が期待できます。テクスチャはクリームのような使い心地で、肌にしっかりうるおいを与えてくれるのも好印象です。

 

-ビタミンC成分-

テトラ2-ヘキシルデカン酸アスコルビルEX

 

-有効成分-

テトラ2-ヘキシルデカン酸アスコルビルEX・グリチルリチン酸2K

 

-保湿成分-

BG・濃グリセリン・アルギニン・グリシン・コレステロール・N-ステアロイルフィトスフィンゴシン・N-ステアロイルジヒドロスフィンゴシンなど

 

『unlabelVエッセンス』ジェイピーエスラボ

「unlabelVエッセンス」は水溶性・油溶性、両方のビタミンCを配合していて、美肌効果が期待できる美容液です。とくに3-グリセリルアスコルビン酸の配合量は高いとみられ、美白と保湿の両面が期待できます。

 

-ビタミンC成分-

テトラヘキシルデカン酸アスコルビル・3-グリセリルアスコルビン酸

 

-保湿成分-

グリセリン・DPG・ペンチレングリコール

 

⑤『MINON薬用マイルド ホワイトニング』第一三共ヘルスケア

「MINON薬用マイルド ホワイトニング」は、肌にやさしいビタミンC美容液を探している人におすすめです。テクスチャは乳液のようで、ベタつかずに肌にうるおいを与えてくれます。肌荒れ防止成分配合で、敏感肌の人にも使いやすい商品です。

 

-ビタミンC成分-

L-アスコルビン酸2-グルコシド

 

-有効成分-

グリチルリチン酸2K・L-アスコルビン酸2-グルコシド

 

-保湿成分-

BG・濃グリセリン・アルギニン・グリシン・セリン・プロリン・トレオニン・ヒスチジン・アラニン・L-バリン・ラウロイルグルタミン酸ジなど

 

美白効果が期待できるクリーム

ビタミンCはメラニンの生成を抑え、肌に透明感を与えてくれる成分です。

ビタミンC配合の化粧水や美容液を取り入れることで、みずみずしく透明感のある肌が期待できます。

ただし乾燥が気になる人は、化粧水や美容液だけでは肌へのうるおいが不足することもありますので、その場合は保湿クリームをプラスすることをおすすめします。

「REGANERO」のアボカドスキンケアクリームはアボカドオイルを使った保湿クリームで、高い保湿力が特徴です。

肌なじみがいいクリームがしっかりとうるおいを閉じ込めてくれるので、乾燥に悩む人にピッタリです。

また美白有効成分として注目されているナイアシンアミドが配合されていて、ビタミンC化粧水や美容液と一緒に使うことで、さらなる美白効果が期待できます。

アボカドは「森のバター」「食べる美容液」とも呼ばれるほど栄養価が高く、「REGANERO」のアボカドスキンケアクリームをつかうことで、肌にハリやツヤを与え、もっちりと輝きのある肌に導いてくれます。

 

投稿者プロフィール

藍鈴
藍鈴
栄養学や食べてキレイになるインナービューティーに興味を持ち、5年勤めていたアパレル業界から栄養士業界へ転職を決意。栄養学校へ入学し、本格的にインナービューティーについて学びをスタート。


この記事をシェアする