アボカドの基礎知識  2021.08.06

アボカドでニキビの悪化を防ぐ!内から外からニキビ跡をケアできる方法をご紹介!

突然ですが、「ちょっとくらいニキビができてしまっても仕方がない・・・」、あなたはそんなふうに思えるでしょうか。

鏡を見るたびに憂鬱な気持ちになるニキビの悩みを、何とかしたい人と思っている人は多いです。

しかも、大人になってからのニキビ、はしつこくて治りにくいのが特徴です。

ニキビが治った後に、シミのようなニキビ跡が残ってしまうのは本当にツラいものですが、そんな人にオススメしたい食材が「アボカド」ということを知っていますか。

そこで今回はアボカドがニキビの悩みを解決してくれるかもしれないという理由を、詳しく解説していきます。

美味しいだけじゃないアボカドの魅力、ニキビ跡で悩んでいる人はぜひ参考にしてください。

 

ニキビ跡の原因とは?

せっかくニキビが治っても、ニキビがあった辺りの皮膚に茶色いニキビ跡が残ってしまうことがあります。

これは、メラニンによる色素沈着が原因です。

ニキビが悪化し毛穴の中で炎症が起こると、色素細胞であるメラノサイトが刺激を受け、メラニンが多く生成されます。

通常であればシミの原因になるメラニンは、肌の生まれ変わり(ターンオーバー)により排出されるのですが、ニキビができている肌はターンオーバーが乱れていて、古い角質やメラニンが残ったままになり、その結果として色素沈着が起こってニキビ跡となってしまうのです。

 

ニキビ跡にアボカドが効果的?!

アボカドは美容食材として人気ですが、実はニキビ跡に効果的な食べ物でもあります。

その理由はビタミン類が豊富に含まれているからです。

ビタミンB群の中でも、ニキビの原因となる皮脂の過剰分泌を抑えるビタミンB2や、メラニンを作る酵素チロシナーゼの活性化を抑えるビタミンB6は、ニキビ跡が気になる人は積極的に摂取しておきたい栄養素で、アボカドにはこれらのビタミンB群がバランスよく含まれていて、なお且つ「若返りビタミン」と呼ばれるビタミンEも豊富に含まれています。

つまりアボカドは、新たなニキビを出来にくくするビタミンB2、ニキビ跡を作らせないビタミンB6、ターンオーバーを正常化して肌の生まれ変わりを後押しするビタミンE、これらを一緒に摂ることができる食べ物なのです。

 

⇩アボカドオイルは化粧落としに使える?ついては下記の記事から⇩

アボカドオイルでクレンジングができる!化粧落としの効果や使い方について解説!

 

アボカドで内からニキビ跡ケア!

一度できてしまったニキビ跡は、自然にはなかなか治すのが難しいとされています。

ニキビ跡のないきれいな肌をもう一度手に入れるためには、ターンオーバーを正常化し、肌を整えることが大切です。

そのためには、バランスのとれた食事を摂り、身体の内側から改善することが求められます。

アボカドにはターンオーバーを正常化し、皮膚をすこやかに保つ成分が多く含まれていますが、その代表的な栄養価をいくつか紹介しましょう。

 

ビタミンB2

アボカド1個に含まれるビタミンB2はおよそ0.3㎎、1日に摂取したいビタミンB2の5分の1が含まれています。ビタミンB2は脂質の代謝を助け、皮膚や髪の毛などの細胞を再生させるのに必要な栄養素です。また脂質を分解してエネルギーに変える働きもあるので、脂っこい食事が多い人は特に摂取すべき栄養素です。

 

ビタミンB6

ビタミンB6は皮脂の過剰分泌を抑制する働きがあり、ニキビのできにくい肌作りに必要不可欠な栄養素です。アボカド1個に含まれるビタミンB6はおよそ0.43㎎、1日の推奨摂取量の3分の1になります。またビタミンB6にはシミの原因になる酵素チロシナーゼの活性化を抑える働きもあるため、ニキビ跡が気になる人は積極的にしたい栄養素です。

 

ビタミンC

きれいな肌を目指すために必要な栄養素として有名なのはビタミンCですが、アボカドにはビタミンCも含まれています。ビタミンCは水溶性ビタミンで、体内に貯めておくことができない栄養素のため、いろいろな食材から摂取しておくのがオススメです。ビタミンCはコラーゲンの生成に必要な栄養素でもあり、優れた抗酸化作用により肌の老化を抑制する働きもあります。

 

ビタミンE

若返りビタミンと呼ばれるビタミンEは、強い抗酸化作用を持つ脂溶性のビタミンです。紫外線や外部からの刺激などから肌を守り、潤いを保持する肌のバリア機能を高めると期待されています。また血行を促進して肌の新陳代謝を後押しする働きもあり、シミのもととなるメラニンの排出を促します。

 

もちろん、これらの栄養を毎日の食事でバランスよく摂れていれば問題ありませんが、「外食が多い」「食生活が乱れがち」という人は、栄養バランスの取れているアボカドを取り入れることで、身体の内側からニキビ跡の改善に取り組むことができます。

 

ニキビ跡のないきれいな肌を目指すなら!おすすめのアボカドレシピ

そのままで食べても美味しいアボカドですが、ニキビ跡のないきれいな肌を目指すなら、アレンジレシピがオススメです。

 

<トマトとアボカドのカプレーゼレシピ>

  • トマトとアボカドは1㎝ほどにスライスする
  • トマトとアボカドを交互に盛り付け、モッツァレラチーズをトッピングしたら、仕上げにブラックペッパーとオリーブオイルをかけて出来上がり

 

トマトには色素沈着を改善するリコピンがたくさん含まれているので、アボカドと組み合わせることでより高い効果を期待できます。

 

<アボカドの天ぷらレシピ>

  • アボカドは1口大にカット
  • アーモンドを細かく砕き、衣へくぐらせたアボカドにまぶす
  • 170度の油でサッと揚げて完成

 

アーモンドには抗酸化作用の強いビタミンEが豊富に含まれているので、ニキビの悪化を防ぎ、血液の循環をよくする効果が期待できます。

 

 

アボカドの食べ過ぎには要注意!?ニキビができるって本当?

ここまで、アボカドにはニキビ予防やニキビ跡のケアに効果が期待できると紹介してきましたが、ひとつ気を付けておきたいことがあります。

それは、アボカドを食べ過ぎることで、逆にニキビができてしまうかもしれないということです。

アボカドの脂質は一価不飽和脂肪酸に属するオレイン酸で、身体にいい脂質だと言われています。

ところがニキビの原因にもなるアクネ菌は、このオレイン酸が大好物なのです。

もともと皮脂に存在するオレイン酸は、肌の保湿を高めるための重要な働きをしていますが、増えすぎてしまうことでアクネ菌の増殖を招く可能性が出てきます。

でもそれはあくまでも「食べ過ぎ」てしまった場合のこと。

アボカドを11個以上食べ続けなければ、ニキビ悪化につながるようなことはありません。

いくら栄養価の高いスーパーフードでも、食べ過ぎはよくないと覚えておきましょう。

 

アボカドで外からニキビ跡ケア

アボカドは、体の内側から肌を健康にする効果が期待できる食材ですが、脂質が多いので食べ過ぎには気を付ける必要があります。

そこでオススメしたいのが、アボカドの成分を毎日のスキンケアに取り入れて、肌の外側からニキビ跡の改善を目指す方法です。

 

アボカドに含まれる、肌を整える効果、美肌効果が期待できる成分

  • 不飽和脂肪酸(オレイン酸)

脂質というと「ニキビの大敵」と思われがちですが、肌の油分が不足すると余計にニキビができやすくなります。アボカドに含まれる脂質の多くが不飽和脂肪酸のオレイン酸ですが、これは皮脂と同じ成分で肌への親和性が高いと言われています。皮脂は肌にうるおいを保ためにも必要な成分ですから、親和性のあるオレイン酸は肌に優しい油分というわけです。

 

  • ビタミンA

ビタミンAは、皮膚の粘膜を健康に保ち、抵抗力を高める働きがあります。不足すると肌が乾燥しやすくなるため、しっかりと摂取するようにしましょう。

 

  • ミネラル

肌を整える栄養素というと、ビタミンCやビタミンB群をあげる人が多いものです。しかし実はミネラルもとても重要な栄養素で、不足すると肌の代謝が悪くなり、肌とレブルを起こしやすくなります。ミネラルは体内では作り出すことができないため、積極的に食べ物から摂取する必要がありますが、アボカドにはカリウム・カルシウム・鉄・マグネシウムが豊富に含まれています。

 

このように、アボカドには肌を整える栄養価がたっぷり含まれていて、アボカドの成分を配合したクリームは乾燥を防ぐだけでなく、ニキビ跡やエイジングケアなどオールマイティな効果が期待できるのです。

 

アボカドでスキンケア方法

アボカドは古くから食用としてだけでなく、髪の毛やボディーのケアとしても使われてきました。

市販されているオイルは「食用」と「美容用」があり、それぞれ精製法が異なります。

スキンケアに使うなら、低温圧搾法(コールドプレス)で抽出された美容用オイルを選ぶことが大切です。

アボカドオイルは普通肌~乾燥肌の人にオススメのオイルですが、そのままだと少し伸びが悪く、肌に塗るときに摩擦力が加わりやすくなってしまいます。

ホホバオイルなどさらっとしたスキンケアオイルに、少量のアボカドオイルを混ぜて使うことで、伸びのいいスキンケアオイルになります。

また肌なじみのいいオイルではありますが、オイルを肌に塗るのが苦手な人は、アボカドオイル配合の保湿クリームがオススメです。

乾燥肌の人はたっぷりと、普通肌の人はベタつかないよう塗る量を調節するといいでしょう。

スペシャルスキンケアとして、夜用にアボカドオイルを投入するのもオススメですよ。

 

アボカドを使ったニキビ跡ケアまとめ

世界一栄養価の高い果物であるアボカドは、ニキビ予防やケアにも効果が期待できる食材です。

特に大人になってからできるニキビは、肌の乾燥やホルモンバランスの乱れが原因であることも多く、保湿力を高めて女性ホルモンのバランスを整えてくれるアボカドは、ニキビケアにピッタリの食材でもあります。

ただしアボカドに含まれるオレイン酸は、ニキビの原因になるアクネ菌の大好物。

食べ過ぎてしまうとニキビを悪化させることにつながりますので、食べ過ぎには注意して、ぜひアボカドでニキビケアを実践してみてください。

 

アボカドでニキビの悪化を防ぐだけでなくお肌の潤いも守りたいと思ったら?

美味しいからアボカドを食べるというのではなく、美容と健康のためにもアボカドを積極的に取り入れたい理由はわかっていただけたでしょうか。

そんなアボカドは「食べる」だけでなく、「スキンケア」にも取り入れることができるのを知っていますか?

実はアボカドから抽出されるアボカドオイルは、肌や髪の毛にとっていい成分がたっぷり詰まっているオイルです。

アボカドの魅力を「食べる」以外にも堪能したい人には、ぜひアボカドオイルを試してみることをオススメします。

けれども肌に直接塗るスキンケア商品は、特に安全性には気を付けたいものですよね。

REGANERO」のアボカドオイルは、厳正に管理された土地でオーガニック栽培されたアボカドを使用しています。

収穫されたアボカドは、豊富な栄養素を損なわないよう丁寧に保管・乾燥させ、そのうえで低温圧搾法によりゆっくりとオイルを抽出していきます。

こうして採れた天然純度100%のエクストラバージンアボカドオイルは、美容オイルとしてひとつひとつカプセルに入れられますが、これはオイルを酸化させずにいつでも新鮮な状態で使えるよう工夫されているから。

アボカドオイルを使ったスキンケアは、とくに乾燥肌と呼ばれるインナードライの人にオススメです。

年齢と共にどうしても皮膚の保湿力は下がるため、大人ニキビに悩まされる人は少なくありませんよね。

そんな人はぜひ、「食べる」アボカドだけでなく、「塗る」アボカドの魅力も体感してみてください。

 

 

投稿者プロフィール

藍鈴
藍鈴
栄養学や食べてキレイになるインナービューティーに興味を持ち、5年勤めていたアパレル業界から栄養士業界へ転職を決意。栄養学校へ入学し、本格的にインナービューティーについて学びをスタート。


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