アボカドオイル  2021.03.18

アボカドオイルでクレンジングができる!美容効果や使い方について解説!

外出するときにメイクをする女性たちは、普段からメイク落としにオイルを使っている人が多いですよね。

では、メイク落としにオイルが使えるのであれば、植物から抽出された植物油、つまりキャリアオイルでクレンジングができるのではないか・・・、そう考えたことはないでしょうか。

キャリアオイルのなかには、植物が持つ自然の力を備わったオイルがたくさんあり、マッサージや美容オイル、アロマオイルとして幅広く使われています。

そんなキャリアオイルの中でも、今、アボカドオイルに注目が集まっているのを知っていますか?

今回は、世界一栄養価の高い果物として有名な、アボカドから採れたアボカドオイルをクレンジングオイルとして利用できるのか、について詳しく解説していきます。

 

そもそもアボカドオイルとは?

アボカドは「森のバター」と呼ばれるように、脂質が多い果物です。

そんなアボカドの果実から採れるアボカドオイルですが、肌へ安心して使うには、低温圧搾法(コールドプレス)という抽出方法でゆっくり時間をかけて取り出す必要があります。

また市販されているアボカドオイルは食用と美容用の2種類がありますが、スキンケアに使うのであれば「美容用」と謳っているアボカドオイルを選ぶようにしましょう。

 

低温圧搾法(コールドプレス)とは?

先ほど、美容用のアボカドオイルは低温圧搾法(コールドプレス)で抽出すべきと述べましたが、「低温圧搾法」にはどんなメリットがあるのでしょうか。

低温圧搾法とは、オイルを抽出する際にゆっくりと圧力をかけて取り出す方法のことです。

短時間に圧力をかけて抽出しようとすると、摩擦熱でオイルが高温になり、熱に弱い栄養素は壊れてしまいます。

アボカドオイルには、主成分であるオレイン酸のほか、パルミチン酸・ビタミンE・ビタミンA・B群・ミネラルなどたくさんの栄養素が含まれていますから、その栄養素を壊さないためにも、低温でゆっくり時間をかけて抽出する低温圧搾法が重要なのです。

 

⇩アボカドオイルの詳しい効果については下記の記事から⇩

アボカドオイルはスキンケアにも使える!?効果やおすすめのアボカドオイルを紹介!

 

クレンジングができる!美容効果が期待できる成分

アボカドオイルには、美肌にいいとされる栄養素がいくつも含まれています。

そのなかでも、クレンジングオイルとしての役割を果たす栄養素を紹介しましょう。

 

レシチン

大豆や卵黄などに含まれるレシチンは脂質の一種であり、アボカドオイルにも含まれています。

そしてアボカドオイルがクレンジングの役割を果たすには、このレシチンの働きが欠かせないのです。

レシチンは、水と油の両方の性質を併せもつ特殊な脂質であり、水と油を乳化させる作用があります。

つまり油分を多く含むメイクを肌の上で乳化させ、クレンジング効果を担うことができるというわけです。

もちろん植物由来のキャリアオイルですから、化学由来成分に敏感な人でも安心して使うことができます。

 

フィトステロール

フィトステロールは植物ステロールとも言われ、植物のもつ脂溶性の健康成分ですが、乳化作用を安定させる働きがあり、レシチンの乳化作用をサポートする存在になります。

このフィトステロールはとても肌なじみがいい物質で、皮膚の柔軟性を保ち、滑らかにするエモリエント効果が期待できます。

 

 

アボカドオイルのクレンジング効果はどのくらい?

実際にアボカドオイルをクレンジングに使った場合、きちんとメイクを落とせるのでしょうか。

結論からいうと、ナチュラルメイクは問題なくOK、けれどもウォータープルーフのしっかりメイクはちょっと厳しいというのが現実です。

アボカドオイルに含まれるレシチンは、水と反応してメイクを乳化させます。

ナチュラルメイク程度の油分なら、肌の上でしっかりと乳化させれば、肌に負担をかけることなくメイクを落とすことができます。

専用のクレンジング剤ではないので、丁寧に乳化させることが大切で、ゴシゴシと肌をこすらないように気をつけることが大切です。

一方、汗や水にも強いと謳われているウォータープルーフ化粧品は、アボカドオイルだけの力では落とすことが難しいでしょう。

ウォータープルーフ化粧品には水や汗の水分でも崩れないよう、より多くの油分が含まれています。

こうしたメイクをアボカドオイルの力だけで落とそうとすると、肌を強い力でこすってしまったり、落としたつもりでもメイクが肌に残ってしまったり、肌トラブルを招きかねません。

普段からしっかりメイクをしている人は、専用クレンジングを使うことをオススメします。

 

アボカドオイルクレンジングのメリット・デメリット

天然由来のキャリアオイル、しかも栄養たっぷりのアボカドオイルクレンジングには、さまざまなメリットがあります。

けれども大切なのは、デメリットもきちんと知っておくことです。

そこで次に、アボカドオイルクレンジングのメリット・デメリットについて解説します。

 

メリット

アボカドオイルのメリットは、なんといっても植物由来の天然素材だということです。

「石油系の界面活性剤が気になる」「肌が弱いので植物由来のモノを使いたい」という人にとっては、アボカドオイルクレンジングは安心できるアイテムになります。

オイルクレンジングのなかには、洗浄力が強くて、本来肌が持っているべき皮脂まで洗い流すモノも少なくありません。

アボカドオイルの主成分であるオレイン酸は、もともと皮脂を構成する成分で親和性が非常に高いのが特徴です。

クレンジングに使用しても肌が突っ張るような使用感にはならないため、インナードライ肌の人にオススメです。

 

デメリット

先ほども述べましたが、アボカドオイルのクレンジング力はさほど強いものではありません。

そのため、ナチュラルメイクであれば問題なく落とすことができますが、マスカラや口紅など、水に強いポイントメイクをきちんと落とすことは難しいと言えます。

また、特定の植物に対してアレルギー反応を示すこともあるデメリットは、植物から採れるオイルならではと言えるでしょう。

こうしたメリット・デメリットを踏まえ、アボカドオイルクレンジングを取り入れてみることが大切です。

 

基本のアボカド油によるクレンジング方法

ここでちょっとおさらいしておきます。基本のアボカド油によるクレンジング方法です。

 

  1. 適量のアボカド油を手のひらに出し、体温で少し温めます
  2. まず初めにTゾーンから、優しくメイクとなじませていきます
  3. 指触りがかたく感じたり、オイルが白っぽくならなかったりする場合は、手のひらに少量の水をつけてあげましょう
  4. 油が白っぽくなって指どおりが滑らかになったらメイクが浮き上がってきた合図です
  5. ぬるま湯(または水)でアボカド油をきれいに洗い流してあげたら、いつも通りに洗顔をすればOKです

 

まず一つ目のポイントは「アボカド油を手のひらで温める」ということ。

クレンジングに使う量はだいたい大さじ1くらいで、手のひらに出したら両手を合わせて人肌程度に温めます。

油は温度が低いと肌なじみが悪くなるので、温めることにより肌の摩擦を少なくすることができるのです。

二つ目のポイントは「ゆっくりと時間をかけてメイクとなじませる」ということ。

日々忙しく過ごしていると、早くメイクを落として休みたい!と思ってついついゴシゴシとメイクを落としてしまいがちです。

けれどもこの行為は肌トラブルの原因です。

ゴシゴシ力を入れても、メイクがしっかりと落ちるわけではありません。

ゆっくりと時間をかけてマッサージすることで、メイクとアボカド油がきちんと混ざり合い、毛穴の奥に入り込んだメイクや汚れを浮き上がらせてくれます。

きちんと乳化したオイルはぬるま湯で簡単に洗い流すことができ、肌にオイルが残ることもありません。

天然のアボカド油を使っているのに、肌トラブルが起きてしまう・・・

そんな人は、クレンジングのやり方をちょっと見直してみるといいでしょう。

また、マスカラや落ちにくい口紅は、あらかじめポイントメイクリムーバーで先に落としておくことも大切です。

 

アボカド油のクレンジング効果や使い方に関するまとめ

「世界一栄養価の高い果物」としてギネスブックに認定までされているアボカドは、女性たちの間で美の食材として注目されています。

そしてさらにアボカドから抽出された油は、今スキンケアにも注目されているのです。

なかでも天然オイルであるアボカド油を使ったクレンジングは、敏感肌の女性たちの間で広まりつつあります。

界面活性剤などが含まれていないアボカド油は、市販のクレンジングオイルが肌に合わない人でも安心して利用できるのが魅力だからです。

専用のクレンジング剤とは異なり、少し乳化しにくいという特徴がありますが、そんなときは手のひらに水をつけて優しくマッサージしてあげれば大丈夫。

早くメイクを落としたい気持ちはわかりますが、じっくりと時間をかけてゆっくりマッサージしてあげることで肌への負担を減らすことができます。

 

アボカドでスキンケアがおすすめ

アボカドオイルを使ったクレンジングについて解説してきましたが、アボカドオイルを取り入れたスキンケアの魅力はそれだけではありません。

例えば、クレンジングにアボカドオイルを取り入れたあと、今度は保湿剤としてアボカドオイルを利用することもオススメです。

クレンジングのあとに洗顔料をつかって顔を洗うと、うるおい成分まで洗い流されてしまう可能性があります。

そんなときは、アボカドオイルを1~2滴手のひらで温めて、顔全体に伸ばしてください。

肌の内側に水分をぎゅっと閉じ込めるように、肌表面へフタをする感じで薄く伸ばすようにします。

アボカドオイルは肌なじみのいいオイルですから、塗ったときのベタつきがなく、毎日のスキンケアにオススメです。

アボカドは「食べる」だけでなく、「メイク落とし」「保湿オイル」としても使えるキャリアオイルです。

「どのようなアボカドオイルを選べばいいのかわからない」、そんなときは「REGANERO」のアボカドオイルはいかがでしょうか。

「REGANERO」のアボカドオイルは、アボカド栽培からオイル抽出におけるまで、化学薬品を一切使用しないオーガニック100%のエクストラバージンアボカドオイルです。

クレンジングオイルとしてだけでなく、保湿オイルやボディオイル、髪の毛にうるおいを与える美容オイルとして、全身のスキンケアに使うことができます。

カプセルの中にオイルを閉じ込めてあるので、使いたいときに一粒ずつ新鮮なオイルを利用できるのが魅力です。

アボカドオイルの魅力を肌で実感してみたいなら、ぜひ「REGANERO」のアボカドオイルをオススメします。

 

 

〈参考文献〉


https://himitsu.wakasa.jp/contents/phosphatidylcholine/
https://sp.skincare-univ.com/article/000336/

投稿者プロフィール

藍鈴
藍鈴
栄養学や食べてキレイになるインナービューティーに興味を持ち、5年勤めていたアパレル業界から栄養士業界へ転職を決意。栄養学校へ入学し、本格的にインナービューティーについて学びをスタート。


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