スキンケア商品  2022.12.27

アロエ化粧水の美容効果とは?手作りの方法やおすすめアロエ化粧水をご紹介!

アロエヨーグルトや火傷の治癒効果など、美容や健康にいいとされる『アロエ』は、遥か昔から人々の間で愛用されてきました。

そんなアロエは化粧品に配合されることも多く、様々なアイテムに使われています。

そこで今回は、毎日たっぷり使う化粧水に配合されているアロエについて、その気になる有効成分や効果、そしてアロエ化粧水を手作りする方法などについて詳しく解説していきます。

かの世界三大美女のひとり、クレオパトラも愛用したと言われるアロエ化粧水の魅力を知り、美しく健康的な肌を手に入れましょう。

 

アロエ化粧水の効果

日本でアロエというと「キダチアロエ」や「アロエベラ」が有名ですが、実はアロエの種類は500種以上もあるということを知っていますか。

アロエの原産地はアフリカやアラビア、地中海地方であるとされており、クレオパトラはアロエの種液から作られた化粧水などで肌にうるおいを与え、エジプトの強い日差しから美しい肌を守っていたそうです。

日本でも鎌倉時代にはすでにアロエが伝わっていて、江戸時代には漢方薬として用いられていたという記述が残っています。

つまり世界中の人々が、古くからアロエを健康や美容のために愛用していたというわけです。

そんなアロエの効果は近年科学的にも明らかになっており、だからこそアロエ成分配合の化粧品が増えてきているのです。

アロエというと真っ先に思い浮かぶのが葉の中身、半透明のゼリー状の部分という人は多いでしょう。

あのゼリー状の物質には、ムコ多糖類と呼ばれる物質が含まれていて、肌にうるおいを与える効果が期待されています。

例えば化粧品に配合されることが多いヒアルロン酸もムコ多糖類の一種だと言えば、その保湿効果への期待は高まるのではないでしょうか。

ほかにもアロエ化粧水には次のような効果が期待されています。

 

  • 日焼けあとの炎症を鎮める
  • シミ・そばかすをできにくくする
  • ターンオーバーへの促進作用

 

「アロエだから何となく肌に良さそう!」というのではなく、自分にあったアロエ成分配合の化粧水を選ぶことで、より健やかで美しい肌作りの味方となることでしょう。

 

⇩アボカドオイルでシミ対策については下記の記事から⇩

アボカドオイルは肌のシミ対策になる!?使い方から効果について対策!

 

アロエ化粧水の選び方

様々な美容効果が期待されているアロエ、そんなアロエ成分を配合した化粧水は年々増え続けており、店頭でも数多く見かけることが多くなりました。

そこでここからは、自分にあったアロエ化粧水の選び方について、チェックポイントをいくつか紹介していきます。

 

アロエ成分をチェックする

やはり一番注目してほしいのはアロエ成分です。

よい機会なので、アロエ化粧水を選ぶのであれば、肌にとっていいとされる成分がきちんと含まれているものを選びましょう。

とくに「アロエベラ」に含まれているアロエベラ葉エキスやアロエベラ液汁は、肌へのうるおいや紫外線によるダメージを軽減する作用が期待できるので要チェックです。

ほかにもアロエステロールは、コラーゲンの生成に必要な線維芽細胞への働きかけ作用があり、コラーゲン生成への促進効果が期待できます。

 

アロエ以外の成分をチェックする

アロエ成分の保湿効果や色素沈着抑制作用は、アロエ単独ではあまり高い効果を期待することは難しいとされています。

むしろほかの植物エキスや成分を一緒に配合することで、相乗効果が生まれる可能性が高くなります。

<アロエベラ葉エキスと相性のいい植物エキス>

オリーブ葉エキス・クズ根エキス・カワラヨモギ花エキス・クララ根エキス・大豆種子エキス・ユキノシタエキスなど

ほかにも乾燥肌の人ならグリセリンやコラーゲン、肌荒れが気になる人はグリチルリチン酸2Kやナイアシンアミドなど、アロエ以外の成分にも注目して選んでみましょう。

 

テクスチャ・香りで選ぶ

いくら肌のためとはいえ、使い心地のよくないスキンケアアイテムでは毎日続けていくことは難しいでしょう。

とくに化粧水は朝晩たっぷりと使用するアイテムのため、自分の好みにあったものを選ぶことが大切です。

チェックしたいのは「テクスチャ」と「香り」、このふたつは使い心地を左右するポイントになります。

アロエはとろりとしたゼリー状の葉肉が特徴ですが、この葉肉からとれる液汁は粘り気があって保水性が高く、肌にうるおいを与える成分です。

だからといって、アロエ成分配合の化粧水すべてにとろみがあるというわけでもありません。

サッパリ派・しっとり派、どちらのテクスチャを好むのかは大切なポイントになるので、しっかり押さえておきましょう。

もうひとつのポイントが香りです。

アロエ自体は独特の青臭さがあり、アロエ化粧水のなかにはこの匂いが強めに感じる商品もあります。

アロエの匂いが気にならない人ならいいのですが、スキンケアの時間をリラックスタイムとして楽しんでいる人にとっては、やはり好きな香りに包まれたいのではないでしょうか。

せっかくアロエという植物由来成分の化粧水を選ぶのなら、香りづけには天然精油を用いているアロエ化粧水を選ぶことをおすすめします。

ラベンダーやカモミール、ローズなどのフローラル系やレモンやオレンジなど柑橘系はリラックス効果や疲労回復効果が期待できておすすめです。

 

 

アロエ化粧水の作り方

この記事を読んでいる人の中で、ひょっとしたらやけどをしてしまったときなど、自宅でアロエを患部に貼って治療した経験がある方もいるのではないでしょうか。

自宅で観葉植物として育てられていることも多いアロエは、観賞用というだけでなく、やけどや日焼け後の皮膚症状緩和や、腸を整えるためにヨーグルトに混ぜて食べるなど、私たちの暮らしになじみが深い植物です。

そんなアロエをもっと身近で感じてもらえるよう、次に自分でできるアロエ化粧水の作り方を紹介していきましょう。

一般的な化粧水は、品質保持のために保存料や防腐剤が添加されています。

これがないと、たとえ未開封であっても品質保持することができないからです。

手作り化粧水の魅力は、何といっても原材料をすべて自分で把握できること、つまり心から安心して使える点です。

自分の好きな原材料を使い、使う分だけ作れる、そんなアロエを使った手作り化粧水をぜひ試してみてください。

まずはアロエ原液を作りましょう。

 

-アロエ原液の作り方-

  • 用意するもの
  • アロエベラの葉肉・・・1㎏
  • ホワイトリカー(35度)・・・8L
  • 保存瓶

 

  • アロエ原液の作り方手順
  1. アロエベラの葉をきれいに水洗いし、乾かしておく
  2. 保存瓶や包丁・まな板をアルコール消毒しておく
  3. 1のアロエベラを5㎝ほどにカットする
  4. 保存瓶に3を入れてホワイトリカーを注ぐ(アロエベラとホワイトリカーの量は調整可能。アロエベラがひたひたに浸かればOK)
  5. 保存瓶のふたをしっかりと閉め、冷暗所(冷蔵庫の野菜室もオススメ)に3ヶ月ほど保管したら完成

 

-アロエ原液を使った化粧水の作り方-

  • 用意するもの
  • 精製水(水道水でもOK)
  • グリセリン
  • アロエ原液
  • 化粧水容器

 

  • アロエ化粧水の作り方手順
  1. アロエ原液の保存瓶からだしパックなどを利用してエキスを取り出す
  2. 消毒した保存容器にアロエエキス・グリセリン・精製水を入れ、よく混ぜたら完成

 

  • ワンポイントアドバイス

手作り化粧水は肌質や季節によって配合を変えられるのが魅力。自分にあった配合をみつけてみましょう。

 

  • 夏用さっぱり化粧水
  • アロエエキス40ml
  • 精製水50ml
  • グリセリン10ml

(アロエエキス:精製水:グリセリン=4:5:1)

 

  • 冬用しっとり化粧水
  • アロエエキス40ml
  • 精製水40ml
  • グリセリン20ml

(アロエエキス:精製水:グリセリン=2:2:1)

 

またアルコールの刺激が心配な方は、アロエエキスを使う前に電子レンジで加熱し、アルコール分を飛ばすと安心です。

 

おすすめのアロエ化粧水 5選

簡単にできるアロエ化粧水ですが、「時間がない!」「アロエベラ葉が手に入らない」という人もいるでしょう。

そこでここからは市販されているアロエ化粧水のおすすめをいくつか消化敷いていきます。

市販の化粧水は、アロエエキス以外にも美容成分が配合されているものも多く、自分にあった化粧水を探してみるのも楽しいでしょう。

 

①『モイスチャーさっぱり化粧水』ウテナ

店頭で見たことがある人も多いのではないでしょうか。ロングセラーアロエ化粧水です。アロエベラ葉エキス配合で肌をしっとり整え、クエン酸が毛穴をきゅっとひきしめます。「さっぱり」以外にも「しっとり」「とてもしっとり」「ふきとり」タイプの化粧水があり、自分にあったアロエ化粧水を探せるのも魅力です。

-保湿成分-

アロエベラ葉エキス

 

②『アロヴィヴィとろとろローションR』アロヴィヴィ

キダチアロエとアロエベラ、2種類のアロエエキスが配合されている化粧水です。アロエエキス以外にサクランやローズマリー葉エキス、水溶性プロテオグリカンが配合されており、肌にうるおいを与える成分がたっぷり含まれています。またティーツリーの精油が使われていて、さわやかな香りがするのも特徴。ポンプ式の容器は使いやすく、全身ローションとして使うこともできます。

-保湿成分-

キダチアロエエキス・アロエベラ葉エキス・サクラン・ローズマリー葉エキス

 

『オーガニック99アロエローション』アロインス

自社栽培のオーガニックアロエを使ったアロエ化粧水は、成分が気になる敏感肌の人でも安心です。保湿成分として配合されているローズマリー葉エキスもオーガニック栽培されていて、さわやかな香りが漂います。たっぷり大容量のボトルなので、肌だけでなく髪の毛にも使える化粧水です。

-保湿成分-

オーガニックアロエ・ローズマリー葉エキス・ベタイン

 

『ALOEMI アロエベラ化粧水』デイリーフーズ

オーガニック栽培されたアロエベラから搾った液汁をつかった化粧水です。水を使わずに作られていて、濃厚なアロエベラエキスを肌で感じられます。肌なじみがよく、さっぱりとした使用感が特徴です。

-保湿成分-

アロエベラ液汁-1・グリセリン

 

『TO-PLAN アロエ化粧水』東京企画販売

なつかしいデザインボトルが特徴のアロエ化粧水は、大容量でコスパ良しの化粧水です。アロエエキスやローズ水、コラーゲン、ローヤルゼリーエキスが配合されていて、弱酸性タイプの化粧水になっています。

-保湿成分-

アロエエキス・BG

 

『アロエガーデン 高保湿化粧水』小林製薬

化粧水のベースは「水」ですが、こちらの化粧水は水ではなく「アロエベラ液汁」がベースになっています。その含有量は82%と高く、アロエエキスをたっぷりと実感できます。そのほかにもヒアルロン酸・コラーゲン・エラスチンといった保湿成分を配合し、とにかくしっとり感が欲しい人にぴったりの化粧水です。香りはふんわりとローズが香り使いやすいと評判です。

-保湿成分-

アロエベラ液汁・加水分解ヒアルロン酸・加水分解コラーゲン・加水分解エラスチン・

 

安心な植物由来のクリーム

古くから美容や健康にいいとされているアロエ、そんなアロエを使った化粧水が気になる人は、きっと化粧品の成分にも気を遣っていることでしょう。

アロエ化粧水は肌にうるおいを与えるエキスが入っていますが、使い心地としてはさっぱりしているものが多く、もう少し保湿力が欲しいと感じる人も少なくありません。

そこでおすすめしたいのは化粧水の後に使う保湿クリームです。

アロエという植物油来の成分にこだわっているのなら、ぜひ保湿クリームも植物由来の成分にこだわってみてはどうでしょうか。

「REGANERO」のアボカドスキンケアシリーズは、オーガニック栽培されたアボカドから抽出したエクストラバージンアボカドオイルを配合しています。

アボカドオイルには若返りビタミンと呼ばれるビタミンE、肌にうるおいを与えて乾燥を防ぐオレイン酸がたっぷり含まれていて、カサつく肌を整えて保護してくれます。

「REGANERO」のアボカドバタークリーム(フェイス用)は、アボカドオイルのほかシアバター・ホホバオイル・カミツレ花オイルといった植物由来の保湿成分が配合されていて、乾燥した肌に油分を補いはりやツヤを与えてくれる成分がいっぱいです。

甘くフルーティーな香りはリラックス効果も期待でき、スキンケア時間を楽しむためのサポートになることでしょう。

植物油来のアロエ化粧水とアボカドクリーム、最高の組み合わせでもっちり輝く肌を目指してみませんか。

 

投稿者プロフィール

藍鈴
藍鈴
栄養学や食べてキレイになるインナービューティーに興味を持ち、5年勤めていたアパレル業界から栄養士業界へ転職を決意。栄養学校へ入学し、本格的にインナービューティーについて学びをスタート。


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