アボカド・美容COLUMN
アボカドはビタミンEの含有量が豊富!?アボカドの栄養や効能について解説!
「若返りビタミン」とも呼ばれることがあるビタミンE。
アボカドオイルには、そのビタミンEが豊富に含まれています。
例えば、美容と健康にいいとされるオリーブオイルと比べると、アボカドオイルのビタミンE含有量は約2.5倍に上るとも言われていますから、いかに多いかわかりますよね。
そこで今回は、肌にとても大切な「ビタミンE」について詳しく解説していきます。
毎日の生活にアボカドを取り入れるときの、参考にしてみてください。
この記事の目次
ビタミンEを多く含む食品とは?
ビタミンA・B・Cとは違い、あまり耳にすることがないビタミンE。
だからといって特に珍しい栄養素ではなく、多くの食品に含まれています。
代表的な例をあげると、
- ヒマワリ油・べに花油・大豆油などの食物油
- アーモンドやピーナッツなどのナッツ類
- ほうれん草やブロッコリーなどの緑黄色野菜
これらはビタミンEが含まれている食品の代表格であり、特にアーモンドのビタミンE含有量は飛びぬけていて、日ごろからアーモンドを好んで食べている人はビタミンEが不足することにはならないでしょう。
そのほかにも、マーガリンや朝食用シリアルといった加工食品など、ビタミンEを添加している食品が多くあります。
加工食品を購入するときは、ビタミンEが添加してあるかどうかパッケージを確認してみてください。
このように、バランスの良い食事を心がけていれば、ビタミンEが不足すると言ったことは起こりにくいのです。
アボカドに含まれるビタミンEの含有量は?
では美容家たちに注目されているアボカドには、どのくらいのビタミンEが含まれているのでしょうか。
大きさにもよりますが、平均的なアボカド1個の重量は150gほどです。
アボカド150gに含まれるビタミンEは、約5.5㎎。
成人が1日に摂取すべきとされるビタミンEは15㎎ですから、アボカド1個をまるごと食べるだけで、必要な量の1/3を補うことができます。
「それじゃあ、3食のデザートにアボカドを食べればOK!」と考える人がいるかもしれませんが、アボカドの構成している栄養素のメインは脂質です。
そのため、たくさん食べると脂質の摂り過ぎになってしまいますから、1日に食べる量は1個までと覚えておきましょう。
ビタミンEがもたらす効能や効果とは?
では具体的にビタミンEがもたらす効能や効果について見ていきます。
優れた抗酸化作用
ビタミンEは脂溶性のビタミンですが、その最大の特徴は抗酸化作用があるということです。
私たちの身体は、膨大な数の細胞により形成されています。
それらの細胞が何らかのダメージを受けると、当然身体に不調が出てきます。
例えばダメージを受けたのが肌細胞だったら、どうなるでしょうか?
シミやしわ、そして肌のくすみ、たるみなど、いわゆる肌老化という症状に悩まされることになります。
ビタミンEが別名「若返りビタミン」と呼ばれるのは、このような優れた抗酸化作用があるからです。
肌の老化だけでなく、「なんか疲れやすい」「力が出ない」「目が見えにくい」といった症状も、ひょっとしたらビタミンEが足りていない可能性だってあるのです。
血管を拡張し免疫機能を高める
ビタミンEには、免疫機能を高める働きがあると言われていますが、これはビタミンEの血管拡張作用が関係しています。
免疫力を高めるために必要な免疫細胞は、血液やリンパの流れが悪くなることが大敵です。
ビタミンEを十分に摂取し血管が拡張すれば、当然血流がよくなります。
血液は細胞に必要な成分を送り届け、細胞の働きを正常に保つ重要な役割を担っていますから、血流を改善することは免疫細胞を活性化させることにつながり、結果として免疫力がアップするのです。
近年、成人女性の7割が冷え性に悩んでいるというデータも報告されており、こうした冷え性に悩む女性は、免疫力が低下している可能性もあるというわけです。
⇩アボカドを食べ続けた時の効果については下記の記事から⇩
アボカドを1ヶ月間食べると!?現れる効果と冷蔵方法について解説!
アボカドに含まれる栄養や主な効果について
アボカドにたっぷり含まれるビタミンEについては、その効能や効果がわかっていただけたことでしょう。
けれども、アボカドは何といっても「世界一栄養価の高い果物」として、ギネスブックに認定されている果実です。
当然、ビタミンE以外にも身体に良いとされる栄養素がたくさん含まれています。
オレイン酸
水分を除いたアボカドの果肉成分のうち、最も大きなウエイトを占めるのが脂質です。
そんな脂質のなかで、一番多く含まれるのがオレイン酸ですが、これはコレステロールに作用することがわかってきました。
以前は「コレステロールを下げる」効果があるとされていたオレイン酸ですが、最近では「LDL(悪玉コレステロール)を増加させず、HDL(善玉コレステロール)を減少させない」という考え方に代わってきています。
もちろん脂質ですから過剰に摂取しすぎれば、健康に害を与えることも否定できません。
先にも述べましたが、アボカドは1日1個まで、食べ過ぎには注意しましょうね。
またオレイン酸は、肌にとってのうれしい効果も期待できます。
もともとオレイン酸自体が人の皮脂に含まれる成分であるため、肌に塗布した時の肌なじみがとてもいいのです。
肌にうるおいを与えるために化粧水をたっぷり使っても、水分が蒸散しないようにフタをしなければ肌の乾燥は進んでしまいます。
肌なじみのいいオレイン酸がたっぷり含まれたアボカドは、皮膚の乾燥を防ぐ効果も期待できますね。
食物繊維
腸を整える食物繊維も、アボカドには含まれています。
食物繊維には不溶性と水溶性の2種類があり、どちらも人への健康効果が期待できる成分です。
一般的に食物繊維の効能は、便秘の予防をはじめとする整腸効果が広く知られていますが、近年の研究によって血糖値の上昇を抑えたり、血液中のコレステロール濃度を下げたりする効果があるということもわかってきました。
日本人の多くは食物繊維不足と言われていますから、アボカドを積極的に食べて、美と健康を手に入れましょう。
葉酸
妊娠を望む女性たちの間で、必須栄養素とまで言われているのが「葉酸」です。
妊娠初期に葉酸が不足すると、おなかの赤ちゃんに神経管閉鎖障害を発症するリスクが高まります。
一般女性に必要とされる葉酸摂取量の、倍以上を摂取することが望ましいとまで言われています。
アボカドに含まれる葉酸量は、それだけで必要摂取量を賄えるわけではありませんが、ほかの食品とうまく組み合わせて、葉酸の摂取量を増やしていくといいでしょう。
もちろん、妊娠を望む女性だけでなく、一般の人にとっても葉酸は必要不可欠な栄養素です。
なぜなら葉酸は赤血球の形成やDNA合成に関わる、とても大切な栄養素だからです。
葉酸はいろいろな食品に含まれていますが、水溶性であるため、茹でて調理すると残念ながら栄養分が水に流れ出てしまいます。
アボカドのように生のまま食べることができる食品なら、効率よく葉酸を摂取することができますよ。
アボカドに含まれるビタミンEの含有量に関するまとめ
豊富な栄養素が魅力的なアボカドには、若返りビタミンとも呼ばれるビタミンEがたっぷり含まれています。
その含有量は、成人が1日に必要とされる摂取量の1/3!
ただしアボカドには脂質も多く含まれているので、1日に食べていいのは1個までです。
ほかの食品と組み合わせて、ビタミンEを補いましょう。
またアボカドには肌のうるおいを保つ働きのあるオレイン酸や、腸内環境を整える食物繊維、そして妊娠初期の女性には欠かせない葉酸などたくさんの栄養素が含まれています。
アボカドを毎日の生活に取り入れて、ぜひ美と健康を手に入れてくださいね。
ビタミンEの効能や効果をさらに発揮させたアンチエイジングの方法が知りたいと思ったら?
アボカドに含まれるビタミンEに美容効果が期待できると言っても、1日1個以上食べてしまっては健康を害することにつながってしまいます。
そこで生のアボカドだけでなく、アボカドから抽出したアボカドオイルも一緒に日々のスキンケアに取り入れてみることをオススメします。
アボカドから抽出されたオイルには、アボカドの果実同様たくさんの栄養素が含まれています。
もし仮にアボカドオイルを肌に塗ったとしても、そこに含まれる成分がすべて肌から吸収されるわけではありません。
ただ、ビタミンEは脂溶性であり、油との相性がとてもいいと言われています。
肌なじみのいいオレイン酸との相乗効果で、肌の角質までビタミンEが届き、肌のバリア機能を高めるサポートが期待できます。
またビタミンEには優れた抗酸化作用もあり、紫外線や大気汚染といった肌への刺激によるダメージの軽減が期待できると説く海外の博士もいるのです。
そんな魅力的なアボカドオイルを日々のスキンケアに取り入れるには、どうすればいいのでしょうか。
アボカドの魅力が一般に知られるようになり、私たちがスーパーなどでアボカドオイルを目にする機会も増えてきています。
しかし一般的に店頭で見かけるアボカドオイルは「食用」であり、より繊細な品質を求めるスキンケアとしては適していません。
オイルは空気に触れた瞬間から酸化が進み、品質が低下していきます。
食用オイルのように1本の容量が多いと、使い切る前に劣化したオイルになってしまう可能性だってあるのです。
「REGANERO」のアボカドオイルは、1粒1粒がカプセル入りになっているので、オイルはいつでも新鮮です。
このカプセルは100%エクストラバージンアボカドオイルですから、顔・ボディ・髪など全身のケアに使うことができます。
例えば肌に使う場合、化粧水の前に使って水分の浸透をサポートしたり、乳液の代わりに使ったり、スキンケアの最後に使うことで肌に水分や美容成分を閉じ込めるフタになったり、いろいろな目的で使うことが可能です。
年齢を重ねれば、色々な悩みが出てくるのは当然のことですが、さまざま使い方ができる100%アボカドオイルなら、自分にあった方法でオイル美容を取り入れることができますね。
「REGANERO」のアボカドオイルは、品質にももちろんこだわっています。
日本ではまだ目にすることが少ない、スキンケア用のアボカドオイルの効果を、ぜひ試してみてくださいね。
<参考文献>
厚生労働省『「統合医療」に係る 情報発信等推進事業』 eJIM
日本食品標準成分表2020年版(八訂) 種実類/アーモンド/乾
日本食品標準成分表2020年版(八訂)果実類/アボカド/生
Sweeten the Future 「抗酸化作用のあるビタミンCやビタミンEで免疫力を高める!」
神戸徳洲会病院 「ビタミンで免疫力を高めよう」
乳酸菌B240研究所 「現代人と免疫力低下」
日本植物油協会 植物油と健康 2.植物油に含まれる脂肪酸
厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト e-ヘルスネット「食物繊維の必要性と健康」
厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト e-ヘルスネット「葉酸とサプリメント ‐神経管閉鎖障害のリスク低減に対する効果」
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