スキンケア商品  2022.09.17

顔がかゆい!かゆみの原因と対処方法

蚊に刺されたわけでもないのに、顔が無性にかゆい・・・、そんな経験はありませんか?

手や足のかゆみは、ダメだとわかっていながらも掻きむしってしまう人が多いなか、顔のかゆみはどう対処すればいいのかわからないという声は多く聞かれます。

顔を掻いて傷をつけてしまってはいけないし、メイクが崩れてしまうから掻くことができないという人もいるでしょう。

そもそも、顔がかゆくならなければこんな悩みを抱えることはありません。

ではなぜ、蚊に刺されたわけでもないのに顔のかゆみが起こってしまうのでしょうか。

今回は「顔のかゆみ」について、その原因と対処法を解説していきます。

顔のかゆみに悩まされている人は参考にしてみてください。

 

かゆみのメカニズム

肌が刺激を感じると、肌内部ではヒスタミンなどの物質が分泌されます。

これらの物質がかゆみを感じる知覚神経を刺激し、脳が「かゆみ」として認識する、これがかゆみのメカニズムです。

かゆみを感じる知覚神経は、普段は表皮と真皮の境目あたりに存在し、肌表面で起こっているわずかな刺激を感じることはありません。

しかし何らかの原因で刺激が肌の角質層より奥まで伝わると、知覚神経が活発になり、かゆみに反応するようになります。

結局のところ、「かゆみ」を感じているのは脳であって、知覚神経が反応しなければ脳が「かゆい」と認識することもないわけです。

私たちがかゆみを感じて皮ふを掻くと、初めのうちは気持ちがいいのですが、やがて掻きすぎて痛みを伴うようになります。

「痛い」と感じて掻くのをやめると、かゆみが収まっていることに気づくことでしょう。

これは、痛みを感じる神経回路はかゆみを感じる神経回路を抑制する働きがあるからです。

だからといって痛みを感じるほど掻きむしってしまっては、肌はボロボロになり皮膚トラブルの解決にはなりません。

つまり顔のかゆみを解決したいなら、かゆみの原因となる物質を発生させないようにすることが重要だということです。

 

顔のかゆみの原因

では、顔がかゆいと感じる原因にはいったいどのようなことがあるのでしょうか。

かゆみを引き起こす、「刺激」について見ていきます。

 

乾燥や肌のバリア機能の低下

第一に考えられるのは「乾燥」です。

表皮の外側に位置する角層には、外部の刺激から肌を守るバリア機能と肌内部の水分を保つ保湿機能といった重要な役割があります。

この角質層より外側にあるのが皮脂膜で、汗腺から分泌される汗と皮脂腺から分泌される皮脂によって構成されています。

皮脂膜とその下にある角質層は、肌内部にある水分が蒸発してしまわないよう、また外部からの刺激が肌内部にダメージを与えないよう、肌を守るバリア機能の働きを担っているのですが、水分不足によって肌が乾燥するとバリア機能の低下を招くのです。

また肌にとって必要な汗(油分)までふき取ってしまうことで、健康な皮脂膜が肌表面を覆うことができず、肌内部の水分が蒸発しやすくなります。

乾燥した肌は外部からの刺激を受けやすくなり、かゆみを誘発する物質が多く分泌されてしまうため、乾燥肌の人は顔にかゆみが生じやすいのです。

 

花粉や化粧品によるアレルギー

春先はとくに顔がかゆくなる・・・ということであれば、それは花粉によるかゆみの可能性があります。

花粉は「花粉症」を引き起こすことで知られているように、アレルゲンです。

アレルゲンに触れてアレルギー反応が起こると、かゆみを引き起こすヒスタミンが分泌され、脳がかゆみを認識します。

このアレルゲンは花粉だけにとどまらず、化粧品やマスク・洋服などの繊維、洗剤など人によってさまざまです。

また乾燥肌は肌表面がカサついてアレルゲンがくっつきやすい状態になっています。

そのため、よりアレルギー反応を起こしやすいとも言われているので注意が必要です。

 

汗やあせも

先ほど、肌にとって必要な汗までふき取ってしまうことでかゆみを引き起こすと述べましたが、だからといって大量の汗をそのまま放置しておいても、かゆみを生じさせることになります。

汗には微量ですが、アンモニアや乳酸といった老廃物が含まれています。

汗の水分は放置しておくと蒸発しますが、この老廃物は肌に残ってしまい、異物として肌への刺激になることがあるのです。

また汗には塩分や油分も含まれているため、大量にかいた汗を放置しておくと、毛穴のなかで炎症が起こり、あせもができることもあります。

肌にとって必要な汗ですが、大量に汗をかいたときは肌に残さないような工夫をする必要があります。

 

 

顔のかゆみの対処方法

かゆみを我慢するのはツラく、つい掻いてしまいがちです。

しかしながら掻いても掻いてもかゆみは収まらず、それどころかどんどんかゆみが増していくことさえあります。

これは「掻く」という行為による刺激で、さらなるかゆみ成分が分泌されているからです。

つまり「かゆいから掻く」という行為は、さらなるかゆみを引き起こす悪循環であり、やがて肌は傷つき、より深刻な皮膚トラブルを起こしかねません。

そこでここからは、かゆみを引き起こさないための工夫をいくつか紹介していきます。

 

水で洗い流す

大量の汗をかいてしまった場合は、汗を水で洗い流すようにしましょう。

このときお湯で洗うと、肌に必要な皮脂まで洗い流してしまい、さらなるバリア機能の低下を招くので、水でさっと洗い流すのがおすすめです。

また外出先などでは、濡らしたタオルや汗拭きシートで汗をふき取るなどし、汗に含まれる塩分などの老廃物を肌に残さないようにします。

この際、ふき取るときに肌をこすってしまわないよう注意しましょう。

また、すでにかゆみが出ているときには、冷たい水で洗い流すのが有効です。

かゆみを感じるところは血液が集中しており、かゆみを引き起こす物質も集まってきています。

その部分を冷たい水で冷やすと、一時的に血流が弱まりかゆみが軽減するので、我慢できないかゆみの時は試してみてください。

 

肌にふれるものを低刺激に

一般的にかゆみを引き起こすのは、外部からの刺激によるものが多いです。

そこで顔に直接触れるものを見直し、低刺激なものを選ぶようにすることでかゆみの軽減につながります。

具体的には、就寝時につかう枕カバーなどの寝具、メイク時に使うパフや筆など、肌にやさしい繊維のモノを選んだり、こまめに洗って清潔な状態に保ったりすることがおすすめです。

 

肌を清潔に保つ

肌に触れるものを低刺激に変えるだけでなく、肌を清潔に保つことも心がけましょう。

かゆみの原因となる花粉・汚れ・雑菌・アレルゲンなどを洗い流して肌を清潔に保つことは、かゆみを引き起こさないために大切なことです。

ポイントは、このときにお湯や冷たい水で洗わないということです。

なぜなら、お湯は肌に必要な油分まで洗い流してしまい、肌の乾燥を招きますし、冷たい水は汚れや余分な皮脂が落としにくいといったことがあります。

顔を洗うときは、うるおい成分が配合されている洗顔料を使い、皮脂の取り過ぎを防ぐようぬるま湯で洗い流すようにしましょう。

 

乾燥を防ぐ

汚れを洗い流し、肌を清潔にしたあとは、保湿を忘れないようにしましょう。

肌の乾燥は表皮の角質層を乱し、内部の水分がさらに蒸発しやすくなってしまいます。

水分と油分のバランスが崩れた表皮は、肌のバリア機能が低下してしまい、外部からの刺激を受けやすく、ますます乾燥が進みます。

夜のスキンケアは入念に行うという人も、朝は忙しくて保湿対策が不十分になりがちです。

日中の紫外線から肌を守るためにも、夜だけでなく朝の保湿対策をしっかり行うことが大切です。

 

⇩アボカドオイルの保湿効果については下記の記事から⇩

アボカドオイルは保湿力が高い!?乾燥肌に優しい?保湿力が高い理由を解説!

 

まとめ

顔のかゆみは、何らかの刺激によってかゆみ物質が肌内部で分泌され、知覚神経を介して脳が「かゆい」と認識することで起こります。

つまりかゆみを発生させる原因を取り除くことが大切なのです。

かゆみの原因となるものは、乾燥・花粉や化粧品などのアレルゲン・汗などいろいろですが、これらの原因を取り除き、肌を清潔に保つことがかゆみを引き起こさないために必要なことです。

また肌の乾燥はバリア機能を低下させ、かゆみを引き起こす物質を分泌させやすくなります。

肌を清潔にしたあとは、忘れないように保湿対策も行いましょう。

かゆみをそのままにして掻きむしってしまうと、肌が傷ついてますます肌トラブルが悪化してしまいます。

もし肌を清潔にして保湿対策もしっかり行っているのに、なかなかかゆみが治らないときは、医師や薬剤師に相談することも検討してください。

 

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また、成分にこだわって保湿アイテムを選ぶのも、かゆみ&保湿対策のひとつの方法です。

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かゆみを我慢するのは精神的にもツラいことです。

ここで紹介した対策をきちんと行い、不快なかゆみから抜け出しましょう。

 

投稿者プロフィール

藍鈴
藍鈴
栄養学や食べてキレイになるインナービューティーに興味を持ち、5年勤めていたアパレル業界から栄養士業界へ転職を決意。栄養学校へ入学し、本格的にインナービューティーについて学びをスタート。


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