スキンケアのやり方  2022.09.03

生理前の肌荒れやニキビをなんとかしたい!原因と対処方法を解説

スキンケアにも気をつけて、肌荒れ対策はバッチリのはずなのに、なぜか生理前だけは肌が荒れてしまうという女性は多いのではないでしょうか。

「体がだるい」「お腹が痛い」というだけでも大変なのに、肌荒れまで引き起こしてしまうと、気分的にも凹んでしまいます。

けれども月経と肌の関係は深く、生理前の肌荒れに悩まされているのはあなただけではありません。

女性にとってストレスの多い毎月の生理を、少しでも乗り切りやすくするため、生理前の肌トラブルを軽減するコツやポイントを詳しく解説していきます。

 

生理前の肌荒れはなぜ起こる?

生理前になると肌荒れが起きる、これはホルモンバランスに変化が起きているからです。

女性のからだは、卵巣から分泌される女性ホルモンだけでなく、脳下垂体から分泌されるホルモンなど、いくつかのホルモンが複雑に絡み合いながら生理周期が作られています。

そんな生理周期が乱れる原因は、これらのホルモンバランスが崩れるからなのですが、周期が乱れたから肌荒れが起きるというのは間違いです。

たとえ生理周期が正常であっても、肌荒れは起きやすいのです。

 

変化するホルモンバランス

生理と女性ホルモンが関係ある・・・という話を聞いたことのある人は多いでしょう。

では具体的にはどのような変化が起きているのでしょうか。

生理周期のホルモンバランスは、卵胞ホルモンと黄体ホルモンというふたつのホルモンバランスが大きく関係しています。

そのうちのひとつ、毎月の生理が終わってから排卵までに多く分泌されるのは、卵胞ホルモンと呼ばれるエストロゲンです。

そして排卵直後から急に分泌量が増え、生理が始まる前まで多く分泌されるのが、もうひとつの女性ホルモン、黄体ホルモンと呼ばれるプロゲステロンです。

たとえ生理周期が正常であっても、このふたつのホルモンバランスは分泌量に変動があり、そしてどちらも肌に与える影響が大きいため、生理周期と肌荒れは関係性が深くなっているのです。

 

卵胞ホルモンと黄体ホルモン

毎月の生理が終わってから、排卵までに多く分泌される卵胞ホルモン(エストロゲン)は、女性らしさをつくるホルモンといわれていて、美しい肌をつくるホルモンでもあります。

そのため、卵胞ホルモンが多く分泌されている生理後から10日間ほどは、肌の調子がいいと感じる女性が多いのです。

一方、排卵直後から急激に分泌量が多くなる黄体ホルモン(プロゲステロン)は、妊娠準備に欠かせないホルモンで、女性にとって大切なホルモンです。

ところがこの黄体ホルモン、実は男性ホルモンと似たような働きがあります。

それは皮脂の分泌量を増やし、顔の脂が出やすくなるという点です。

つまり、分泌量が増える排卵直後から月経がはじまるまでの期間、皮脂の分泌も増え、それによりニキビのできやすい肌になってしまうのです。

生理前は肌荒れがひどくなるけど、生理が終わると特に何もしていないのに肌荒れも治ってしまう・・・、という人は、黄体ホルモンが原因のひとつかもしれません。

 

 

生理前・生理中の肌荒れへの対処方法

ホルモンバランスが原因となって起こる生理前の肌荒れは、誰にだって起こりうることです。

生理が終われば肌の状態は落ち着き、美肌期間に入っていきます。

「それならば気にしなくてもいいのでは?」という声が聞こえてきそうですが、約1か月の生理周期の中で、美肌期間はたった10日間ほど、残りの20日間は肌トラブルが起きやすい期間と言い換えることもできます。

そこでこの20日間をなるべく肌荒れをせず穏やかに過ごせるよう、いくつかの対処法を紹介します。

 

バランスのよい食事

美肌はバランスの良い食事を摂ることで作られていきます。

もちろん日頃からバランスが取れた食生活をすることが大切ですが、生理前は皮脂の分泌量が増える黄体ホルモン(プロゲステロン)が多く分泌されていますから、食事は脂っこいメニューを控えるようにしましょう。

またビタミンや食物繊維が多く含まれた緑黄色野菜を積極的に摂り、肌の状態を整えることがおすすめです。

 

十分な睡眠

睡眠不足はお肌の大敵ですから、睡眠時間は十分に確保することが大切です。

睡眠中に分泌される成長ホルモンは、肌のダメージを修復する働きもあります。

生理前はホルモンバランスの乱れから、心身ともに疲れやすい時期でもあるため、いつもよりゆっくりと体を休めることを意識しましょう。

 

ストレスをためない

生理前は、頭痛・腹痛・イライラ・集中力の低下などの症状が出やすい期間でもあります。

これを月経前症候群(PMS)と言いますが、こうした症状のせいでストレスがたまり、さらにホルモンバランスが乱れて肌荒れが悪化する、こうした悪循環を引き起こします。

生理前はなるべく自分のペースで過ごすように心がけ、ストレスをため込まないようにしましょう。

ときには、気分転換になりそうなことを取り入れてみるのもおすすめです。

 

洗顔は丁寧に

生理前は、黄体ホルモンの影響で皮脂の分泌量が増え、肌がベタつきやすくなります。

毎日の洗顔は丁寧に行い、肌を清潔に保つのが大切です。

ただし、ベタつきが気になるからと1日に何回も洗顔をしたり、力を入れてゴシゴシ洗ったりすると、肌の乾燥を招いて余計に肌荒れがひどくなります。

洗顔は朝晩の2回、しっかりと泡立てた洗顔料でやさしく汚れを包み込むようにして洗いましょう。

もちろん、洗顔後の保湿はしっかりと行うことを忘れないでください。

 

化粧品は低刺激なもの

生理前だからと、いつもの化粧品を変える必要はないのですが、肌荒れがひどく気になるようなら、この時期だけは低刺激な商品に変えてみるのもおすすめです。

肌荒れの状態は人それぞれですが、ヒリヒリするような刺激を感じるなら「低刺激」タイプの化粧品を、ニキビが気になるようなら「ノンコメドジェニックテスト済み」と表示があるものを選びましょう。

生理前の肌が不安定な時期に、新しいコスメを試すこともNGです。

 

⇩アボカドオイルは低刺激?については下記の記事から⇩

アトピー肌にオススメ!アボカドオイルで肌を保湿する方法について解説!

 

脱毛など刺激が強いものは控える

生理前は、どうしても肌のバリア機能が低下してしまいます。

このような状態で、脱毛など肌に強い刺激を与えてしまうと、深刻な肌トラブルを招きかねません。

生理前や生理中の脱毛は避け、生理終了後の肌の調子がいい時に脱毛ケアは行いましょう。

 

まとめ

生理前の肌トラブルに悩まされている女性はたくさんいますが、これはホルモンバランスの変化によるものです。

とくに排卵後は、黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌量が増えて皮脂量が多くなるため、ニキビなどの肌荒れが起きやすくなります。

肌荒れの悩みでストレスをため込まないために、バランスの良い食事や十分な睡眠に心がけ、リラックスしてこの期間を乗り切りましょう。

 

肌にやさしい植物由来のクリームをご紹介!

生理前の肌荒れが気になる時期は、肌のバリア機能を高めてあげることが大切です。

そのために必要なのは、しっかりと肌を保湿してあげることです。

「REGANERO」のアボカドバタークリーム(フェイス用)は、森のバターと呼ばれるアボカドオイルをたっぷりと配合した保湿クリームで、バリア機能の低下した肌にうるおいを与え、肌を守るサポートをしてくれます。

そしてしっかりとうるおうのに、クリームを塗った肌がベタつくことがなく、ほんのりとした香りがリラックス効果をもたらします。

「REGANERO」では、顔用保湿クリームだけでなく、全身に使えるボディクリーム、髪の毛などにもうるおいを与えるアボカドオイルなど、自分にあったアイテムを選べるのも魅力です。

生理前の肌トラブルに悩まされていたあなた、ぜひ一度肌にやさしい植物由来の保湿クリームを試してみてください。

 

 

投稿者プロフィール

藍鈴
藍鈴
栄養学や食べてキレイになるインナービューティーに興味を持ち、5年勤めていたアパレル業界から栄養士業界へ転職を決意。栄養学校へ入学し、本格的にインナービューティーについて学びをスタート。


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