スキンケア基礎知識  2022.08.29

マスクで肌荒れの原因とは?マスク生活で心がけたい対策!

新型コロナの終息が見通せず、マスク生活が当たり前の世の中になっていますが、それに伴いマスクによる肌トラブルを訴える人が増えています。

まだまだ、マスクを手放せない生活がしばらく続きそうですが、マスクの下にある素肌で悩みたくはないはずです。

そこで今回は、マスクでなぜ肌荒れが起こるのか、マスク生活で心がけたいことなどを詳しく解説していきます。

マスクを取った肌に自信を持てない人は、ぜひ参考にしてください。

 

マスクで肌荒れする原因

こんなにも長い間マスク生活が続くとは、誰も思わなかったでしょう。

誰もが経験する初めてのことに戸惑った人は多く、そしていろいろなトラブルに見舞われた話も多く聞くことができます。

そのトラブルのひとつが肌荒れです。

そこでマスク生活を続けていると、なぜ肌荒れが起きてしまうのかについて考えてみましょう。

 

マスクによる蒸れ

マスクの内側は、自分の呼吸・飛沫・汗などの水分などがこもりやすく、蒸れた状態が続きます。

肌のために、マスクの中のうるおい環境がいいと思う人もいるのですが、蒸れている環境は同時に雑菌やアクネ菌が繁殖しやすいというデメリットがあるのです。

アクネ菌は普段悪さをしない菌ですが、蒸れた環境のなかで増殖すると、毛穴の中で炎症を引き起こし、ニキビを発生させてしまいます。

また肌には美肌菌と呼ばれる、肌にいい菌もたくさんいて、お互いにバランスを取りながら肌の健康を支えているのですが、過度な湿気による蒸れた状態は、美肌菌のバランスを崩し、肌トラブルの原因になってしまうのです。

 

マスクが引き起こす乾燥

肌トラブルといえば、乾燥を思い浮かべる人も多いでしょう。

肌の乾燥は、肌のバリア機能を低下させます。

バリア機能が低下した肌は、外部からの刺激を受けやすくなったり、水分を保持する力が低くなったりし、ますます乾燥が進むという悪循環に陥ります。

マスクの中は水分が保たれている状態のため、乾燥とマスクは直接結びつきにくいのですが、実はマスクを外した途端、急激に肌から水分が奪われていくということは知っていますか?

マスクの中で蒸れた状態に置かれた肌は、ふやけていて水分が蒸発しやすくなっていて、そんな状態でマスクを外すと、汗などといっしょに肌の水分が奪われていき、みるみるうちに肌の乾燥が進んでしまうのです。

食事をするときや休憩するときなど、マスクは一日中つけているわけでなく、何度もつけたり外したりする場面がありますから、マスク生活における乾燥対策は必要なのです。

 

⇩エモリエント効果については下記の記事から⇩

エモリエント効果が高いものはアボカドボディクリーム!?成分や効果を解説!

 

マスクと肌の間で起こる摩擦の刺激

マスクと肌がこすれるときの刺激は、肌にとっていいことではありません。

マスクによってバリア機能の低下した肌に、着脱による摩擦ダメージは想像以上に大きく、かゆみやかぶれを引き起こす原因になります。

とくに口の周りの皮膚はデリケートで、マスクによる刺激で真っ赤に腫れ上がってしまうこともあり、こうなってしまうと逆にマスクで隠すより方法がなく、さらに肌荒れが悪化してしまうことだってあるのです。

またいつも同じ個所がこすれることによって色素沈着が起こり、顔色がくすんだりシミが増えてしまったりすることもあり、マスクの刺激による肌トラブルは影響が大きいと言われています。

 

花粉やほこりなどのアレルギー物質

マスクはウイルスなどから自分を守ってくれる大切なアイテムですが、同時にウイルスや花粉、ほこりなどが表面についていることを忘れてはいけません。

マスクを外したりはめたりする際に、それらの物質が手指につき、そのまま顔を触ることでアレルギー反応を引き起こすことだってあるのです。

またガーゼなど布製のマスクは、呼吸がしやすいという点で人気がありますが、粒子の細かい花粉などを透過しやすく、マスクをしていてもアレルギー反応を起こしやすいといわれています。

ほかにもマスクの形状によっては、着用時にすき間が生じ、アレルゲン物質が侵入し、アレルギー反応による肌荒れを引き起こすこともあります。

マスクはウイルスや花粉、ほこりなどの侵入を防いでくれるものはありますが、その効果は絶対ではなく、正しい使い方をすることも大切なのです。

 

 

マスク肌荒れの対策

コロナ生活においてマスクは必需品ですが、やはり肌荒れは何とかして避けたいものです。

まだまだ続くとみられるマスク生活で、私たちが取れる対策にはどのようなものがあるのでしょうか。

先に述べた、マスク肌荒れの原因をもとに考えてみましょう。

 

自分に合ったマスク選び

まずは自分にあったマスクを選ぶことが大切です。

自分の顔の大きさにあったサイズのマスクを選ぶことはもちろんですが、素材や形状によっては肌荒れの原因になります。

一般的なマスクの素材は、不織布・布・ポリウレタンなどですが、最もウイルスなどの飛沫感染防止効果が高いのは不織布マスクだと言われています。

ただし不織布のマスクは、肌に直接つけたときの摩擦ダメージが強く、肌の弱い人や長時間の着用による肌トラブルは増加しているのです。

感染対策と肌荒れ対策のどちらを優先させるのかは悩ましいところですが、肌荒れに悩んでいる人は、感染リスクが高いところでは不織布マスク、人が少なくて感染リスクが低いところでは布製マスク、といった使いわけをおすすめします。

また不織布マスクの内側に挟むインナーマスクを使用したり、表地は不織布・裏地はシルク素材といったマスクに変えてみたりするのも肌荒れ対策としては有効です。

そして、縫い目などが肌にあたりにくい、立体的な形状のマスクを選ぶようにしましょう。

 

十分な日焼け対策

紫外線は、肌を日焼けさせるだけでなく、肌のバリア機能を低下させてシミ・そばかす・しわ・たるみなど肌トラブルの原因になります。

ところがマスクをしているからと、つい紫外線対策がおろそかになっている人が増えているのです。

マスクで覆われていない顔の側面は日焼け止めを塗り残しやすく、またマスクの端や耳かけのゴム紐が当たる場所でもあるため、せっかく塗った日焼け止めがこすれて落ちやすい箇所でもあります。

メイクをしていなくてもマスクがあればOKだと思わず、紫外線対策はしっかりと行うことが大切です。

 

汗をこまめに拭き取る

マスク肌荒れは、マスクの中の湿度が高すぎることによっても起こります。

マスクの中の湿度が上がることで、肌はうるおうと勘違いしている人も多いのですが、実はマスクをしていると、湿度が上がり過ぎて肌がふやけた状態になり、肌内部の水分が蒸発しやすい肌になりやすいのです。

このようなふやけた肌の状態でマスクを外すと、一気に水分が蒸発し、たちまち乾燥肌になってしまいます。

マスクの中の湿度をコントロールするためにも、マスク内の汗はこまめにふき取るようにしましょう。

また汗を拭きとることは、アクネ菌の繁殖を防いでニキビ予防にもなります。

 

丁寧な洗顔

肌荒れ対策には、丁寧な洗顔は欠かすことができません。

マスクの中は湿度が高く、雑菌が繁殖しやすい状態になっているため、帰宅後にマスクを外したら、なるべく早く顔を洗うようにします。

やさしく丁寧な洗顔で、汚れや皮脂、雑菌を洗い流して清潔な肌を取り戻しましょう。

 

しっかり保湿

肌荒れは、バリア機能が低下しているときに起こりやすくなります。

先ほど、帰宅後は速やかな洗顔をおすすめしましたが、洗顔後の保湿も大切です。

バリア機能を高めるために大切なスキンケアは、何といっても保湿です。

洗顔後の肌は、汚れや皮脂が洗い流されてスッキリしている反面、うるおいを守る油分が不足している状態ですから、化粧水でしっかり水分を補給して、そのあとに乳液や保湿クリームで油分を補うようにします。

 

⇩アボカドオイルの保湿効果については下記の記事から⇩

アボカドオイルは保湿力が高い!?乾燥肌に優しい?保湿力が高い理由を解説!

 

まとめ

新型コロナの終息が見通せず、私たちはマスク生活が当たり前になりました。

マスクの中は蒸れやすく、雑菌が繁殖したりバリア機能が低下したりしやすくなっていて、肌荒れに悩まされている人も少なくありません。

マスクによる肌荒れを防ぐために、素材や形状など自分にあったマスクを選び、マスク内の環境を整えるため、こまめに汗をふき取るようにしましょう。

また帰宅後はすぐに洗顔して肌を清潔に保ち、保湿をして肌を整えることが大切です。

まだまだマスクが手放せない生活が続きます。

マスクによる肌荒れ対策を心がけていきましょう。

 

やさしく赤みケアをしたい方におすすめ

マスク生活が長引いている影響で、肌の赤みに悩まされている人が増えています。

肌トラブルが起きると、炎症を鎮めようと毛細血管が拡張し、肌に赤みが生じます。

通常は炎症が収まることで毛細血管は収縮し、肌の赤みも引くのですが、炎症を繰り返すうちに、毛細血管が収縮しなくなってしまうことがあるのです。

マスク生活が長引くことで肌荒れが常態化し、赤みに悩まされている人が増えているのですが、この赤みをケアするために必要なのが保湿だと言われています。

肌の保湿は低下したバリア機能を正常化し、肌トラブルを起こしにくい健康な肌に導くために必要なことです。

ただし赤みが引かない敏感肌の状態に使うスキンケアは、なるべく低刺激なものを選びたいものです。

「REGANERO」のアボカドバタークリーム(フェイス用)は、食べる美容液ともいわれるアボカドオイルを配合した保湿クリームで、肌の乾燥を防ぎしっとりとうるおいを与えます。

使用されているアボカドオイルは、オーガニック100%のエクストラバージンアボカドオイル、一緒に配合されている成分もシアバター・ホホバオイル・カミツレ花オイルなど自然由来の肌にやさしい保湿成分です。

これだけしっかりと肌にうるおいを与える商品だと、塗ったあとに肌がベタつくのでは・・・と心配になるかもしれませんが、「REGANERO」のアボカドバタークリームは肌なじみがよく、ベタつきを感じさせないのにうるおい感が続きます。

マスク生活で肌が敏感になってしまった時こそ、成分にこだわったスキンケアアイテムを選びたいものです。

赤みの引かない肌を改善し、みずみずしくてツヤのある肌を取り戻したいなら、「REGANERO」のアボカドバタークリーム(フェイス用)をぜひ取り入れてみてください。

 

 

〈参考文献〉


時事メディカル

 

 

投稿者プロフィール

藍鈴
藍鈴
栄養学や食べてキレイになるインナービューティーに興味を持ち、5年勤めていたアパレル業界から栄養士業界へ転職を決意。栄養学校へ入学し、本格的にインナービューティーについて学びをスタート。


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