スキンケア商品  2021.10.28

50代にオススメのオーガニック化粧品を紹介!

いわゆる『お肌の曲がり角』はずいぶん前に過ぎてしまったけれど、「いくつになっても美しい肌でいたい!」と思うのが女心ですよね。

子育てが落ち着いて、自由に使える時間が増えてくると、ひょっとしたら同年代の友人たちと会う機会が多くなるかもしれません。

そんな50代の肌は若くて健康的な肌とは違い、いろいろな悩みやトラブルが複合的に絡み合っています。

だからといって、なにも「高級化粧品でなければ美容効果が期待できない・・・」というわけではないですよね。

ポイントは、値段が高いから安心なのではなく、安全な原材料をつかった化粧品であるかどうか。

そこで今回は、50代だからこそ選びたいオーガニック化粧品について詳しく紹介していきます。

若い頃と同じ化粧品を使い続けているという人にとって、スキンケアを見直すきっかけにしていただければ幸いです。

 

50代にはオーガニック化粧品が合ってるって本当?

シミやしわ、皮膚のたるみ、乾燥肌など、多くの悩みを抱えることが多い50代、今まで使っていた化粧品があわなくなってしまった・・・という声も多く聞かれますよね。

子育てや家庭のことで忙しく、自分のことを後回しにしてきた女性にとって、少しだけ気持ちや時間に余裕ができる50代は、自分のために何かしてあげるいいチャンスかもしれません。

それはお肌に関しても言えること。

周りに流されることなく、自分にあった化粧品を選びたいものです。

 

そもそも「オーガニック」って何?

オーガニック化粧品やオーガニック食品など、市場には『オーガニック』と名がついた商品が溢れています。

これだけ『オーガニック』という言葉が浸透してくると、オーガニックについて世間で広く認識されているのでは?と思う人は多いのではないでしょうか。

ところが、日本は『オーガニック』後進国といってもいいくらい、オーガニックに関する基準の整備が遅れています。

百科事典・マイペディアによると、「オーガニックとは〈有機の〉という意味で、通常は農薬や化学肥料を使わず有機肥料によって生産された農産物」と記載されています。

よくオーガニックのことを無農薬だと理解している人がいますが、これは違います。

オーガニック(Organic)の本来の意味は「有機の」で、有機栽培された作物やそれらを食べて育った畜産物のことがオーガニック商品なのです。

日本では過去3年以内に、農薬や化学肥料などの合成化学物質を使っていない土壌で生産された農作物は、有機農産物と表示してもよいと決められており、これらをオーガニック野菜と呼んでいます。

日本で生産された農産物や畜産物において「有機JASマーク」が表示されているものは国の安全基準を満たしているものであり、同時に世界でも通用するオーガニック食品と考えて問題ありません。

 

日本におけるオーガニック化粧品

日本では、食品におけるオーガニック表示は、農林水産省の厳格な基準のもと管理されるようになりました。

では化粧品に関してはどうなのでしょうか。

海外では、世界各国が独自のオーガニック・コスメティック認証マークを定めていますが、まだ世界共通の認証基準がないのが実情です。

簡単に言えば、認証マークの数だけ基準があり、どれが正しいというわけではないのです。

それでもオーガニックに関心が高い海外では、信頼の高いオーガニック・コスメティック認証マークも存在しており、こうしたオーガニック認証コスメは世界中で人気になっています。

ところが日本国内において、化粧品についてのオーガニック基準は一切定められておらず、言わば無法地帯であるといってもいいくらいです。

オーガニック栽培された植物由来成分が一部配合しているだけでも「オーガニック化粧品」と表示されていることもあり、パッケージのみで信頼できるオーガニック化粧品かどうかを判断するのはちょっと難しいかもしれませんね。

 

50代にはオーガニック化粧品?

「どんな化粧品でもひどい肌荒れを起こしたことはない!」

と自慢できる人でも、50代を迎えた肌では、スキンケアに気を使ったほうがいいと言われています。

それは4050代の肌は、想像以上に若い頃よりも変化しているからです。

特に多いのは「乾燥が気になる」という声ですが、これは単に皮脂の分泌量が少なくなっているからだけではありません。

40歳を過ぎると、美肌をつかさどる女性ホルモン(エストロゲン)が減少し、肌の弾力が失われたり肌内部の水分保持力が減少したりするため、どんどん乾燥肌へ進んでいってしまうのです。

乾燥肌というのは、カサついて化粧ノリが悪くなるというだけでなく、外気や紫外線から肌のダメージを防ぐバリア機能の低下にもつながります。

バリア機能の低下した肌は敏感肌になりやすく、今まで大丈夫だったスキンケア成分で肌に刺激を感じることもあります。

50代の肌が選ぶスキンケアアイテムは、自分の肌に合った成分を選ぶことが重要で、その選択肢のひとつがオーガニック化粧品だともいえるのです。

 

⇩40代にオススメできるオーガニック化粧品ついては下記の記事から⇩

40代女性にオススメできるオーガニック基礎化粧品について!

 

 

50代の方にベストなオーガニック化粧品の選び方とは?

50代向けのエイジングケアコスメのなかには、とても高価な化粧品もあります。

もちろんオーガニック化粧品もたくさん販売されていますが、自分にとってベストな化粧品って、なかなか見つけるのが難しいとは思いませんか?

 

毎日続けられるものを選ぶ

メイクアップ化粧品とは違い、スキンケア化粧品は毎日使い続けることが基本です。

つまり、毎日使い続けられなければ意味がないということ。

雑誌などで評判の高価なオーガニックコスメを購入してみて効果が感じられたものの、お財布事情が苦しければ続けられませんよね。

「高い=効果がある」と一概には言えませんので、「効果があって、なお且つ継続して続けられる」オーガニック化粧品を見つけるのがベストです。

 

オーガニックだから安全とは限らない

『オーガニック』という言葉の印象から、自然由来で安全と思っている人は少なくありませんが、それはちょっと気を付けたほうがいいでしょう。

先ほども少し述べましたが、日本ではオーガニック化粧品の基準が設けられておらず、少しでもオーガニック成分が配合されているだけで、『オーガニック化粧品』と表記することも可能です。

つまり、いくら肌に優しいオーガニック成分が配合されていても、ほかに使われている成分の安全性も確認しないと、本当の意味で肌に優しいかどうかは判断できないのです。

50代になっても、「乾燥肌や敏感肌とは無縁!」と自慢できるような健康肌であれば、スキンケア選びであまり過敏になる必要はありませんが、「若い頃よりもダメージが気になるな」と感じているなら、少し気をつけてスキンケアコスメを選ぶことをオススメします。

また、安全性の高いオーガニック化粧品であっても、自分の肌に合うかどうかは別物です。

たとえばアレルギー反応を示す植物成分が配合されていたら、それはもう自分にとっては安全ではありませんよね?

自然由来の成分であるオーガニックであるからこそ、アレルギーに関する注意は必要なのです。

 

50代にオススメのオーガニック化粧品を紹介!

ここまで読めば、当然気になるのは「結局どれがオススメなの?」という点ですよね。」

そこで次は、数あるオーガニック化粧品の中から、50代におすすめしたいものをいくつか紹介していきます。

 

ドイツ生まれの『Dr.ハウシュカ』

オーガニック先進国でもあるドイツで生まれた『Dr.ハウシュカ』は、すべての製品において植物由来原料のみを使用しているオーガニック化粧品です。

国際的なオーガニック認証ブランド「NATRUE」を取得しており、製品の安全性は世界的にも認められています。

Dr.ハウシュカは「肌の本来持つ力や働きを信じて、サポートする」をコンセプトに商品開発を進めているため、どれもシンプルなスキンケアが中心です。

もちろん50代が気になるエイジングケアも、アイテム数を最小限に抑えたシリーズになっています。

気になる人は、まずはトライアルキットから始めてみるのがオススメです。

 

オーガニック大国フランスの『メルヴィータ』

日本では値段が高いイメージのオーガニック化粧品ですが、オーガニック大国フランスでは、ドラッグストアやスーパーでプチプライスな商品が手に入ります。

棚にはところ狭しとオーガニック化粧品が並んでいますが、メルヴィータはオーガニック化粧品の先駆けといっても過言ではない、歴史の長いオーガニック化粧品ブランドです。

国際有機認定機関としては世界最大規模である「ECOCERT(エコサート)」から認証を受けていて、信頼も厚いです。

日本の公式ホームページからも購入できますが、本場フランスならもっとリーズナブルに手に入れることもできるので、もしフランスに旅行へ行く友人がいたら、お土産に頼んでみるといいですよ。

 

SDGsを意識した日本発『minnade miraio

オーガニック後進国とも言われる日本ですが、なかにはメイドインジャパンで、しかも日本古来の成分にこだわったコスメを開発しているブランドも注目したいですね。

minnade miraioは、「使って生活することで、環境がよくなるアイテムづくり」をコンセプトに考えていて、例えば米ぬかを使ったクレンジング剤は、肌に優しいだけでなく、米ぬかについている微生物が排水管や川をきれいにする驚きのオーガニックコスメです。

日本にはオーガニックコスメを認証する基準がまだありませんが、日本発の新しい発想は世界でも注目されています。

 

50代の方にもっともオススメできるオーガニック化粧品はアボカドクリーム?

オーガニック化粧品に使われている植物由来成分はたくさんありますが、最近特に美容家たちから注目されているのが、アボカドオイル配合の化粧品です。

アボカドはとても栄養価が高く、食べるコスメとして日々の食卓に取り入れている人が多くいます。

そんなアボカドから抽出されたオイルは、保湿力が高く、肌にいいとされる栄養素も豊富に含んでいます。

ただしアボカドオイルは直接肌に塗るには、テクスチャーが少し固すぎるのが難点です。

REGANERO」のアボカドクリームは、アボカド栽培から低温圧搾によるオイル抽出まで、化学薬品を一切使わないオーガニックアボカドオイルのみを使用していますが、独自の技術によって伸びがよく、しっとり感が持続する保湿クリームになっています。

もちろんほかの配合成分も、肌にとって安全なものばかり。

50代だからこそ、日々のスキンケアを見直すチャンスです。

REGANERO」のアボカドスキンケアで、オーガニックコスメの良さを感じてみてはいかがでしょうか。

 

 

<参考文献>


農林水産省「有機食品の検査認証制度」
日本オーガニック推進協議会「世界のオーガニック・コスメティック認証マーク」
化粧品成分オンライン
Dr.ハウシュカ公式ホームページ
メルヴィータ公式ホームページ
minnade miraio公式ホームページ

投稿者プロフィール

藍鈴
藍鈴
栄養学や食べてキレイになるインナービューティーに興味を持ち、5年勤めていたアパレル業界から栄養士業界へ転職を決意。栄養学校へ入学し、本格的にインナービューティーについて学びをスタート。


この記事をシェアする