アボカドの栄養編  2021.07.20

アボカドは疲労回復に役立つ!?簡単に調理できるアボカド人気レシピを紹介!

アボカドは美容や健康にいいと注目されている食材です。

何といっても『世界一栄養価の高い果物』としてギネスに認定されているほどの食材ですから、実にたくさんの効能が期待できるはずです。

生活習慣や食生活の変化、そしてさまざまなストレス環境などから、疲れを日常的に感じる人は増えていると言われています。

そんな疲れがたまっている人に、アボカドはどのような作用が期待できるのでしょうか。

そこで今回は、アボカドの疲労回復効果について詳しく紹介していきます。

病気ではないのだけどこの頃ちょっと疲れがたまっている・・・、疲れにくい体を手に入れたい!、そんな人にオススメな情報をお届けします。

 

アボカドを食べると疲労回復する理由とは?

アボカドには本当にたくさんの栄養素が含まれています。

有名なのは肌のうるおい効果が期待できるオレイン酸やビタミンEですが、実はそれ以外にも体にとって必要な栄養素がたっぷり詰まっているのです。

 

疲労回復効果の高いビタミンB群

アボカドにはビタミンB群がバランスよく含まれています。

特に注目されるのは、ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6の3つ。

まずビタミンB1は糖質からのエネルギー産生に深いかかわりを持つ栄養素です。

ビタミンB1が欠乏することで生じる疾患のひとつが脚気ですが、脚気の典型的な初期症状は全身倦怠感です。

ビタミンB1の欠乏実験では、全身倦怠感の現れた人に対してビタミンB1を摂取させたところ倦怠感の消失を確認しています。

このことからも、必要なビタミンB1の摂取は疲労回復においても大切であると言えるでしょう。

次にビタミンB2を見ていきましょう。

ビタミンB2もビタミンB1同様、エネルギー代謝や物質代謝に関与している栄養素です。

ビタミンB2そのものが疲れを回復させる栄養素というわけではありませんが、不足することでエネルギーの代謝がスムーズに行われなくなる問題は生じます。

エネルギー代謝をスムーズに行いスタミナを維持するためには、ビタミンB1だけでなくB2もなくてはならない存在なのです。

最後にビタミンB6についてです。

ビタミンB6はタンパク質からのエネルギー産生、そして皮膚や粘膜を健やかに保つために必要な栄養素になります。

不足することでさまざまな症状を引き起こすことがわかっていますが、皮膚の疾患・うつ状態・脳波の異常なども現れる症状の例です。

一般的に「疲労」とは、体内に摂取した栄養素を代謝して、エネルギーとして効率よく使うことができなかったときに疲れとして現れることを指します。

また肉体的な疲労だけでなく、精神的な疲労も除外するわけにはいきません。

ビタミンは人が体内で作り出すことができない栄養素であり、食品から摂取する必要があります。

もちろん1日に必要なビタミンをアボカドだけで摂取することはできませんが、たくさんの栄養素を含んだアボカドを食事に加えることで、今まで不足していた栄養素をカバーすることは十分可能なのではないでしょうか。

 

 

アボカドを食べると疲れにくくもなるのか?

アボカドに含まれているビタミンB群は疲労回復の効果が期待できるものです。

そこで気になるのが、疲れを回復するだけでなく、疲れにくい体を作ることもできるのか?という点です。

ビタミンB群は、バランスの良い食事を毎日摂っていれば必要量が確保できると言われています。

しかし現代社会において、毎日栄養バランスを考えて食事がとれる人はどのくらいいるでしょうか。

外食が多かったり、手軽に食べられるメニューをチョイスしてしまったり、思ったようにビタミンB群が摂取できていない人は少なくありません。

例えば、ストレスを感じたりアルコールの摂取量が多かったり、日頃から運動量の多いスポーツをしている人などはビタミンB群の消費量が多くなるということもわかっています。

加えて、野菜の栄養価が50年前と比較すると低下しているという驚きの研究結果も出ていることからも、普通に食事をとっているだけではビタミンB群が不足してしまう可能性は否定できないのです。

アボカドの魅力のひとつは、調理をしなくても手軽に美味しく食べられるという点があるでしょう。

水溶性ビタミンは一度にたくさん摂取しても尿と一緒に排出されてしまうため、体内に貯めておくことができません。

日頃から不足しがちな栄養を補うという目的でアボカドを食べれば、疲れにくい体を作ることにもつながるというわけです。

 

簡単に調理できて疲労回復に繋がる!アボカド人気レシピを紹介!

アボカドは調理せず、そのまま手軽に食べることができるのが魅力です。

そこで簡単に調理できて、疲労回復につながるアボカドレシピを紹介します。

 

アボカドのレモンがけ

疲れているときに、あれこれ手間をかけて調理するのは大変です。

もともと疲労回復にいいとされる栄養素が含まれているアボカドに、レモンパワーをプラスして疲れを追い払ってみましょう。

 

○材料

アボカド 1/2個

レモン 1個

はちみつ 大さじ1

 

作り方

  1. アボカドは皮をむいて1㎝にスライスする
  2. レモン半分を皮ごと薄くスライスし、残りの半分は絞ってはちみつと混ぜる
  3. 1と2を密閉容器に入れて冷蔵庫で一晩漬けて完成

 

ポイントは、皮ごと使うレモンをよく洗うことと、アボカドの変色を防ぐためにレモンでアボカドを覆うように容器に入れること。

ビタミンCはコラーゲンの合成に欠かせない栄養素ですから、きちんと摂取することで皮膚にはりを与えたりツヤを与えたりします。

そしてビタミンCの抗酸化作用は、ダメージを受けた細胞の修復・再生をサポートし、疲れをスムーズに回復することが期待できます。

アボカドのレモンがけを冷蔵庫に常備しておけば、忙しい朝や疲れて帰宅したときでも手軽に栄養補給をすることができますよ。

 

⇩アボカドの効果的な食べ方については下記の記事から⇩

アボカドの効果的な食べ方とは!?栄養が摂れる食べ方から効能についても解説!

 

疲労回復に役立つ人気アボカドレシピに関するまとめ

日頃から栄養バランスを考えて食事をとることは大切・・・、そんなことはわかっていてもなかなか実行に移すことは難しいですよね。

アボカドは栄養価の高い果物としてギネスに登録されているほどですから、うまく食事取り入れて不足しがちな栄養素を補ってみましょう。

疲れの回復に効果があると言われている栄養素のビタミンB群もアボカドにはしっかり含まれています。

調理しなくても手軽に食べることができるのもアボカドの魅力ですから、毎日の食事にぜひプラスしてみてくださいね。

 

アボカドで疲労回復しながら肌のメンテナンスもしたいと思ったら?

アボカドが、疲労回復や予防に効果が期待できる食材ということは理解していただけたことでしょう。

けれども特に思い当たる節がないのに、「なんか疲れてない?」と聞かれることはありませんか。

体は元気なのに疲れて見える…この原因はズバリ「疲れ顔」です。

若いころは多少寝不足であっても、翌日にはすっきりと朝を迎えられたのに、年齢を重ねるとそうはいかなくなります。

「顔色が悪い」「目の下にクマができている」「顔がむくんでいる」、これらはすべて疲れ顔の原因です。

アボカドを食べて体や心の疲れをとるのであれば、さらなるアボカドパワーをプラスして、疲れ顔からの脱却を目指してみることをおすすめします。

世の中には「美容成分配合」と謳われているコスメ用品やスキンケア用品があふれていますが、どれを使ってもイマイチ効果が実感できないと嘆いている女性も多くいますよね。

その原因のひとつが、せっかくの成分が肌にきちんと届いていないことです。

いくら肌にとって必要な成分であっても、分子が大きすぎると角質層まで入っていくことが出来ずに肌表面へとどまってしまいます。

美容成分が角質層まで行き渡り、肌にハリやうるおいを与えることができれば、皮膚は柔軟性を保ち健康的な肌になるのです。

アボカドから抽出したアボカドオイルには、肌を整える成分(ビタミンEやビタミンC)が含まれています。

ただし肌に直接つけるものだからこそ、その品質にはこだわりたいもの。

もしきちんと管理された商品でなければ、肌トラブルを引き起こす原因になる可能性だってあるからです。

 

「REGANERO」のアボカドスキンケア

日本では、まだまだアボカドをスキンケアに取り入れている企業はほとんどありません。

そのなかで「REGANERO」は、アボカドを「食べる」ものから「塗る」ものへと視点を変えた数少ない企業であるといえます。

そしてその情熱は熱く、アボカドの生産からオイルの抽出、スキンケアクリームの生産工場までの管理を一貫して行っているほどです。

今までのスキンケアでは、肌表面がベタベタするだけで真のうるおいを実感することができなかった人は、「REGANERO」のアボカドスキンケアをぜひ試してみてください。

肌が内側からしっとりしているのに、肌の表面に嫌なベタつきを感じさせないこのクリームは、あなたの肌に水分・油分を補い保つサポートとなります。

アボカドの美容成分が角質層に広くとどけば、肌が明るく、はり・ツヤがよみがえって「疲れ顔」から抜け出すことだってできるのではないでしょうか。

メイクの技術で肌をごまかすのではなく、スキンケアを見直して肌本来の美しさをぜひ取り戻してください。

 

 

<参考文献>


「日本人の食事摂取基準(2020年版)策定検討会報告書 ビタミン(水溶性ビタミン)」
「日本ビタミン学会 やさしいビタミンの話」
「日本ビタミン学会 水に溶ける(水溶性)ビタミン」
「東京医科大学・公衆衛生学分野 疲労回復のヒント02」
「厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト e-ヘルスネット 活性酸素と酸化ストレス」

 

 

 

 

 

投稿者プロフィール

藍鈴
藍鈴
栄養学や食べてキレイになるインナービューティーに興味を持ち、5年勤めていたアパレル業界から栄養士業界へ転職を決意。栄養学校へ入学し、本格的にインナービューティーについて学びをスタート。


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