アボカドオイル  2021.05.26

エクストラバージンオイルとはどんな意味?美容での使い方や効果を解説!

「体にいいオイル」「美容にオススメのオイル」というと、エクストラバージンオイルをあげる人は少なくありません。

Extra(特別な)でVirgin(未使用)なオイルですから、なんとなくスペシャルなオイルだという印象をもちますが、本当のところはどうなのでしょうか。

そこで今回は「エクストラバージンアボカドオイル」について、その魅力を詳しく解説していきます。

なんとなく「エクストラバージンオイルがいい!」と思っていた人は、これを機会にその魅力についてもっと知ってくださいね。

 

エクストラバージンオイルとはどんな意味なのか?

「体にいいオイル=エクストラバージンオイル」と思っている人がいますが、そもそもそれは正しいのでしょうか?

バージンオイルとはその名の示す通り、1つの実から最初にしぼったオイル、つまり一度しか採ることができないとても貴重なオイルです。

そしてもうひとつのエクストラという言葉には、オイルならではの特別な意味が込められています。

一般的にはエクストラの意味は「特別な」ですが、オイルにおいてはちょっと違う意味を持っているのです。

それは、オイルの酸性度を示すのがエクストラだということ。

例えば、健康や美容にいいと言われるオリーブオイルだと、「エクストラ」を名乗れるのは0.8%以下の酸性度のオイルだけになります。

オイルは空気や紫外線に触れると酸化が進みますが、これはオイルが劣化しているのと同じです。

つまりエクストラオイルというのは、オイルの製造工程にまで細心の注意を払い、品質の劣化を最低限に抑えているかが重要なポイントになるのです。

手間をかけ、たった1回しか抽出することができないエクストラバージンオイル、いかに貴重なオイルであるかわかっていただけたでしょうか。

エクストラバージンオイルが、新鮮で体にいいオイルであることは間違いないのですが、その称号を勝ち取るまでには、さまざまな工程で人々の努力がされているのです。

 

エクストラバージンオイルは美容でも使える?

口にするものは品質にこだわりたい・・・、そう思っている人は少なくありません。

毎日の食事で、オイルは欠かせない調味料のひとつですから、オイルにこだわっている人も多くいます。

そんなオイルにこだわる人に支持されているのがエクストラバージンオイルで、もちろんエクストラバージンアボカドオイルも人気です。

ここでひとつ疑問に思うことがあります。

ホホバオイルやシアバターなど、美容にもいいと言われるオイルは数多くあり、実際にスキンケアに取り入れている人もたくさんいます。

では栄養価に優れているエクストラバージンアボカドオイルは、美容に使うことはできるのでしょうか?

先に答えを言ってしまうと『Yes!』です。

アボカドオイルは、肌にとってもいい成分がたくさん詰まっています。

美にこだわる人にオススメの天然オイルでもあるのです。

ただし直接肌につけるものですから、できるだけ品質が良く、新鮮なオイルであることは絶対条件です。

品質があまりよくないオイルを使って毎日スキンケアを頑張っても、美しい肌を手に入れるどころか、肌がこわばったり吹き出物ができてしまったり、肌の状態が悪くなってしまう可能性だってあります。

エクストラバージンアボカドオイルは、低温圧搾(コールドプレス)という抽出方法でオイルを取り出していますが、これは摩擦熱さえ起こらないように低温でじっくりオイルを搾り取る方法です。

アボカドオイルのもうひとつの抽出方法、高温で加熱しながらオイルを抽出する高温圧搾なら、効率よくたくさんの油分を取り出すことができますが、高温圧搾は加熱したときの熱でアボカドオイルの魅力である栄養素が損なわれ、酸化しやすくなります。

もともとアボカドは栄養が豊富というのが世間に広まっているため、失われた栄養素を補うために、いろいろな添加物が加えられているものさえあるのです。

エクストラバージンアボカドオイルはとても安全性が高く、酸性度が低い高品質のオイルです。

だからこそ「エクストラバージンアボカドオイル」と表記されているものなら、何でもオイル美容に使ってもOKと言いたいところですが、実際はもう少し気を使ったほうがいいでしょう。

アボカドオイルには、食用のものと美容用のものがあり、スキンケアに使用する美容用オイルのほうが徹底的に不純物を取り除いた純度の高いオイルになっています。

食用のものと比べると、少量なのに値段が高めになっているため、コスパが悪いと感じてしまう部分はありますが、美容のことを考えるならより安全性の高い美容用オイルを選択するのがベストです。

また、いくら安全性が高いオイルと言っても、人によってはあわないということもあります。

使用する前に、皮膚の目立たないところでパッチテストをしたり、アトピー肌の人は皮膚科医に相談したりして、自分の皮膚の状態を確認しながら使用するようにしましょう。

 

⇩アボカドオイルはアトピー肌にオススメについては下記の記事から⇩

アトピー肌にオススメ!アボカドオイルで肌を保湿する方法について解説!

 

美容目的で使用した場合の効果とは?

では品質の良いエクストラバージンアボカドオイルを、美容目的で使った場合、どのような効果を実感することができるのでしょうか。

アボカドオイルは当然のことながら、その主成分は脂質(脂肪酸)です。

最も多く含まれるのはオレイン酸、そのほかにもリノール酸・パルミトレイン酸なども含まれています。

 

オレイン酸

オレイン酸はアボカドオイルの7割ほどを占めています。

アボカドオイルが美容にいいオイルとされるのは、豊富な栄養が含まれているからだけでなく、酸化しにくいという特徴があるからです。

天然オイルの中には酸化しやすいものもあり、日中の美容目的で使ってしまうと、太陽の紫外線によって肌の上でオイルの酸化が進んでしまう場合があります。

安定性に優れているオレイン酸が主成分のアボカドオイルは、朝晩のスキンケアオイルに適しているというわけです。

またオレイン酸はもともと人間の皮脂に含まれる成分であるため、塗布した時の肌なじみに優れています。

角質にオイルの成分がとどまり、肌内部にある水分の蒸散を防いでくれるため、肌にうるおいを与えるオイルでもあります。

 

リノール酸

リノール酸は、肌を保湿するのに欠かせないセラミドを構成する成分のひとつです。

皮膚のバリア機能を高める働きがあり、肌の水分を保ちふっくらした肌が期待できます。

さらにリノール酸は体内で作ることができない脂肪酸のため、食物などから効果的に摂取する必要があります。

 

パルミトレイン酸

パルミトレイン酸は、皮膚細胞の生まれ変わりをサポートする働きがあります。

この脂肪酸は、赤ちゃんのふっくら肌にたくさん含まれている成分で、大人になるにつれてどんどん減少してしまうことがわかっています。

赤ちゃんの肌をさわったとき、ハリと弾力性がたまらなくて、「この頃の肌に戻りたい!」と思った人は多いでしょう。

失ってしまったパルミトレイン酸を補ってあげることで、肌を柔げてハリを取り戻すことが期待できるのです。

 

ビタミンE

アボカドに含まれる栄養素の中で、もっとも広く知られているのはビタミンEではないでしょうか。

ビタミンEは別名「若返りビタミン」と呼ばれているほど、美容には欠かせない栄養素です。

皮膚科医たちの間でもビタミンEの肌への効果は高く評価されていて、ドクターズコスメの中にはビタミンE配合の商品がたくさん存在します。

そんなビタミンEの効果としてもっとも大きいのは、血行促進効果です。

例えば食生活の中でビタミンEが不足すると、血行不良による冷え性や頭痛、そして頭痛などを引き起こすと言われています。

血行が悪くなることで肌へ与える影響もあります。

直接的には肌がくすんで見えてしまうといったことが考えられますが、その状態が長く続けば肌の代謝が落ち、やがてシミやしわなどの老化現象が進んでしまうことにつながるのです。

血行が良くなれば、肌細胞ひとつひとつに栄養が行き渡るようになり、正常なターンオーバーを取り戻すことも期待できます。

エクストラバージンアボカドオイルに含まれる栄養素は、どれも即効性があるというよりは、長く続けることで肌の状態を整え、健康的な肌を手に入れるためのサポート成分と言ったほうがいいでしょう。

だからこそ、日々のスキンケアに効果的に取り入れることがオススメなのです。

 

 

エクストラバージンオイルを美容で使う際の使い方について

エクストラバージンオイル(美容用)をスキンケアに使う場合、そのままの状態だとスキンケアには少しテクスチャーが硬く感じられることがあります。

そんなときは、手のひらにのせて体温で少し温めてから使うのがオススメです。

硬いままで肌に伸ばすと、摩擦が肌への刺激になり、くすみやシミなどの原因になることがあります。

またいくら魅力的な栄養素がたっぷり詰まっているからと言って、つけすぎてしまうのは厳禁です。

脂質が主成分のオイルですから、つけすぎることで毛穴をふさぎ、吹き出物が出来やすくなってしまうこともあります。

顔のスキンケアであれば、12滴で十分。

洗顔後に化粧水で十分水分を補ってから、アボカドオイルを肌の上に薄くのばして水分の蒸散を防ぐようにしましょう。

オイルを選ぶときは、光を通さない遮光性の容器であることはもちろんですが、13か月で使い切れるような小さな容器を選ぶことも大切です。

 

エクストラバージンオイルの美容効果と使い方に関するまとめ

アボカドから抽出されるエクストラバージンオイルには、健康や美容にいい栄養素がたくさん含まれています。

「エクストラバージン」は、アボカドの果実に含まれる栄養素を損なうことなく、手間と時間をかけて抽出した最上級の品質のオイルにだけ与えられる称号です。

その中でも美容用として販売されているエクストラバージンアボカドオイルは、不純物を限りなく除去し、直接肌につけても安心なオイルに仕上がっています。

含まれる脂肪酸は肌への浸透がよく、肌に水分と油分を補って保つ働きに優れています。

またアボカドオイルに含まれるビタミンEは血行を促進し、肌の代謝をサポートする成分です。

毎日のスキンケアに取り入れることにより、肌を整えて、はりやツヤのある健康的な肌を取り戻すことが期待できるでしょう。

 

美容効果絶大!エクストラバージンオイルを配合したアボカドボディクリームとは?

アボカドオイルに含まれるオレイン酸やビタミンEは、ほかの成分と組み合わせることで高い相乗効果が期待できます。

けれども、どの成分を組み合わせたらいいのかを調べるのは大変ですよね。

そこでオススメしたいのが、エクストラバージンアボカドオイルを配合した美容クリームです。

REGANERO」のアボカドボディクリームは、オーガニックアボカドから抽出されたエクストラバージンオイルを5.2個分使っています。

上質なアボカドオイルのほかに、シアバター・ホホバオイル、そして注目の美容効果成分ナイアシンアミドまで配合されているアボカドボディクリームは、しっとりとしているのに伸びがいいのが特徴で、肌に塗るとす~っと浸透していきます。

保湿力が高いけれども、いつまでもベタベタしているボディクリームは使い勝手が悪いですよね、

肌にいいとされる確かな成分が配合され、なお且つ肌なじみがとてもいい「REGANERO」のアボカドボディクリームで、つい触りたくなるような肌を目指してみてはどうでしょうか。

 

投稿者プロフィール

藍鈴
藍鈴
栄養学や食べてキレイになるインナービューティーに興味を持ち、5年勤めていたアパレル業界から栄養士業界へ転職を決意。栄養学校へ入学し、本格的にインナービューティーについて学びをスタート。


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