アボカド・美容COLUMN
プラセンタとは?その効果や種類、プラセンタ化粧水の選び方まで解説!
多くの美容成分が話題にのぼっていますが、「プラセンタ」もそのひとつです。
「プラセンタサプリを飲み始めた」「プラセンタ美容液を使っている」、そんな話を聞きますが、実際にどのような美容効果があるのか詳しく知らない人も多いことでしょう。
そこで今回は、今注目されている美容成分「プラセンタ」について、どのような特徴や効果が期待できるのか、おすすめのプラセンタ化粧水について詳しく解説していきます。
自分にあった化粧水を探している人、何となくプラセンタ商品を使っている人は、この記事を参考にプラセンタの魅力を理解していきましょう。
プラセンタとは
「プラセンタ」は直訳すれば「胎盤」です。
このことを聞くと少しびっくりするかもしれませんが、胎盤はおなかの中にいる赤ちゃんに母体から酸素や栄養などを届けたり、赤ちゃんの排出した老廃物などを母親の血液にもどしたり、赤ちゃんの生命維持のために必要な大切な臓器です。
もちろん私たち人間にとって欠かせない臓器ですが、当然のことながら牛や豚など哺乳類の多くが妊娠中に胎盤ができる生物です。
そして動物たちの多くが、出産と共に体外に出てくる胎盤を食べることが分かっています。
この理由は胎盤にはとても多くの栄養が含まれているからです。
出産後に体力が低下した動物の母親は、体力を少しでも早く回復させるために自らの胎盤を食し、自然界の厳しさから自分の身と赤ちゃんの両方を守っているのです。
私たち人間が胎盤を食べる習慣は一部の国や地域に限られていますが、実はプラセンタの美容法ははるか昔、古代エジプトのクレオパトラやフランスのマリーアントワネットなど、美を轟かせた女性たちも愛用していたと言われています。
以下はプラセンタに含まれる美容成分です。
アミノ酸
細胞を作るのに欠かせないアミノ酸ですが、プラセンタで一番多く含まれているのがアミノ酸です。その数は10種類以上で、ロイシン・リジン・バリン・スレオニン・イソロイシンなど、多くの必須アミノ酸がプラセンタに含まれています。私たちのからだは20種類のアミノ酸で合成されていると言われていますので、プラセンタがいかに豊富なアミノ酸を含んでいるのかわかることでしょう。
ビタミン
プラセンタにはたくさんのビタミンも含まれています。ビタミンB1・B2・B6・B12・C・D・ナイアシンなど、美容にいいと言われるビタミンが豊富です。以下にそれぞれの美肌期待効果を記しておきます。
ビタミンB1
皮膚や粘膜をすこやかに保つ
ビタミンB2
皮脂の分泌をバランスよく調節し、ターンオーバーをサポートする
ビタミンB6
皮脂の分泌を抑え、ニキビなどを発生しにくくする
ビタミンB12
肌のうるおいを保ち、新陳代謝を高める。またホルモンのバランスを整える
ビタミンC
シミやそばかすの原因になるメラニン色素を抑制したり、コラーゲンの合成を促したりする
ビタミンD
細胞を活性化させて肌をすこやかに保つサポートが期待できる。バリア機能を高める抗菌ペプチドを作り出す
ナイアシン
ビタミンB3と呼ばれることもあるナイアシンは、皮膚や粘膜をすこやかに保つ働きがある。話題のしわ改善効果が期待できるナイアシンアミドもビタミンBの一種
ミネラル
ミネラルは皮膚や粘膜をすこやかに保つために欠かせない成分です。プラセンタにはカルシウム・ナトリウム・カリウム・リン・マグネシウム・亜鉛・鉄などのミネラルが含まれています。
活性ペプチド
あまり聞きなれない成分ですが、活性ペプチドはアミノ酸と同じような働きをする成分です。免疫機能を高めたり、ミネラルの吸収をサポートしたり、体を活性化させたりする効果が期待されていて、エイジングケア成分としても注目されています。
このように多くの美容成分を含むプラセンタは、昔から健康や美容にいいと言われており、漢方薬としても処方されているのです。
⇩アボカドはビタミンEが豊富!?については下記の記事から⇩
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プラセンタ化粧水の選び方
ではプラセンタ配合と謳われているプラセンタ化粧水は、どのような点に注目して選べばいいのでしょうか。
ポイントを4つ紹介します。
配合量で選ぶ
プラセンタの効果をより得たいと思うなら、なるべく濃度の高いものがおすすめです。
化粧品に含まれる成分表示は、配合する量が多いものから先に記載されますから、プラセンタが前のほうに記載されているものが濃度の高い商品だと判断できます。
また「医薬部外品」と記載されているものは、効果が見込める十分な量を配合している証になります。
プラセンタの種類
プラセンタにはいくつかの種類があり、大きく分けると「植物性」と「動物性」、「海洋性」があります。
- 動物性プラセンタ
動物性プラセンタは豚や馬の胎盤から抽出された成分を使っていて、以下のような特徴があります。
- 豚プラセンタ
豚は一度の出産数が多く胎盤をたくさん取れるため、動物性プラセンタのなかで最も多く利用されている
- 馬プラセンタ
アミノ酸含有量が多く、多胎動物ではないため希少価値が高い。またサラブレットなど飼育環境がいい馬の胎盤を使用することが多いので、品質にも定評がある
- 植物性プラセンタ
植物は赤ちゃんを産まないため、厳密には胎盤がありません。しかしながら胎盤と似た働きをする「胎座」と呼ばれる部位があり、そこから抽出した成分を植物性プラセンタと呼んでいます。アミノ酸・ミネラル・ビタミンなどの栄養素は含まれるものの、成長因子であるペプチドは含まれません。
- 海洋性プラセンタ
海洋性プラセンタは海に生息する魚から取れるプラセンタです。魚類にも胎盤はないため、魚卵を包む卵巣膜から抽出した成分を使っています。アミノ酸・ヒアルロン酸・コラーゲンなどの栄養素を含んでいます。植物性同様、ペプチドは含みません。
プラセンタの効果をより実感したいのなら、動物性プラセンタ、特に馬プラセンタが配合されている化粧水がおすすめですが、動物性と植物性の両方を配合した化粧水も相乗効果が期待できます。
肌悩みに合った配合のものを選ぶ
プラセンタは肌をすこやかに保つ成分を多く含み、美肌効果が期待できますが、ほかの美容成分が一緒に配合されていれば、さらに自分の肌悩みの解決に近づくことでしょう。
- シワやたるみ
肌にハリを与える→レチノール・ビタミンC誘導体・コラーゲンetc.
- 乾燥肌や小じわ
肌にうるおいを与える→セラミド・ヒアルロン酸・コラーゲンetc.
- しみやくすみ
メラニン色素の生成を抑制する→トラネキサム酸・ビタミンC誘導体・アルブチンetc.
肌の悩みは人それぞれですが、もしどの成分を選べばいいのか迷ったときは、肌トラブルの大きな原因となる、乾燥を防いで肌にうるおいを与える成分を選ぶのがおすすめです。
テクスチャ・香りで選ぶ
化粧アイテムは、同じ成分が配合されていてもメーカーによってテクスチャが異なります。
とくに化粧水は毎日たっぷりと使うため、なるべく自分好みのテクスチャのアイテムを選ぶことが大切です。
また動物由来のプラセンタのなかには、独特のにおいがするものがあります。
品質の高いものはほぼ無臭であることが多いのですが、安価なプラセンタを配合しているものはにおいが気になるという声も聞かれます。
直接肌につける化粧水だからこそ、原料のにおいにも注目して選ぶようにしましょう。
プラセンタ化粧水は安全?
プラセンタの原料は胎盤ですから、安全性が心配な人も少なくありません。
しかし国内に流通している化粧品に使用されているプラセンタエキスは、アレルギー物質やホルモンがきちんと除かれており、とても安全性の高い成分となっています。
またBSE(狂牛病)問題が広まってからは、牛や羊の胎盤を使用することが禁止されました。
もちろん安全性の高い成分であっても、体質によっては肌トラブルを招く可能性は否定できませんから、使用する前にサンプルなどで試してみることは大切です。
また海外から輸入されているプラセンタ化粧水は、日本国内とは規制が異なるため、使用する際には注意が必要です。
おすすめのプラセンタ化粧水5選
ここまではプラセンタ化粧水について、いろいろな観点から注目してみました。
プラセンタのことがわかってくると、「自分も使ってみたい!」という気持ちが湧いてくるのではないでしょうか。
そこでここからは、おすすめしたいプラセンタ化粧水を5つ紹介していきます。
成分や使用感など、お気に入りのプラセンタ化粧水を探してみてください。
①アドライズ アクティブローション(大正製薬)
製薬会社が製造しているプラセンタ化粧水「アドライズ アクティブローション」は、肌にうるおいを与え、乾燥を防ぐ化粧水です。配合されている水溶性プラセンタエキスは、一般的なプラセンタよりも吸収性がいいと言われています。また肌にうるおいを与えるヘパリン類似物質・セラミドが配合されていて、肌を整えて乾燥を防ぐ効果が期待できる化粧水です。
②濃密しずく化粧水(アサヒグループ食品)
濃密しずく化粧水は、化粧水と謳っているものの1本で化粧水・乳液・美容液を兼ねています。忙しいけど肌の手入れは欠かしたくない!という人にピッタリの化粧水です。ジェルタイプのテクスチャは、肌なじみがよくベタつきも気になりません。ヒアルロン酸やオイル成分のトリエチルヘキサノインが配合されていて、乾燥が気になる肌でも安心です。プチプラなので、プラセンタの配合量は多くはありませんが、手ごろな価格でプラセンタを毎日たっぷり使いたい人におすすめです。
③プラセンタエンリッチローション(ロゼベ)
有効成分としてプラセンタエキスとグリチルリチン酸2Kが配合されていて、乾燥しているのにニキビが気になるという人におすすめの化粧水です。テクスチャは濃厚でしっとりしていますが、うるおいを保つ働きは普通程度なので、ニキビなどの肌トラブルが気になる混合肌~普通肌向けのプラセンタ化粧水です。
④つむぎ プラセンタ化粧水(クラシェ)
北海道生まれのサラブレッドから抽出した馬プラセンタを使った化粧水です。ラベンダーの香りが心地よく、プラセンタのにおいが苦手な人も安心して使えます。ヒアルロン酸Naとグリチルリチン酸2Kが配合されていて、インナードライ肌の人にもおすすめです。
⑤母の滴 化粧水(フローレス化粧品)
一般的なプラセンタは胎盤のみを使用しますが、母の滴では胎盤とへその緒の両方から抽出した成分を配合していて、より高い効果が期待できます。年齢に伴う肌のバリア機能の低下が気になるエイジングケアにぴったりです。
安心な植物由来のクリーム
美しくすこやかな肌を目指す美肌成分として注目されているプラセンタ、毎日のスキンケアに取り入れたい人も多いことでしょう。
朝晩のスキンケアにプラセンタ化粧水を取り入れたら、保湿クリームにもこだわってみましょう。
「敏感肌だから、できれば自然由来の化学薬品を使っていない保湿クリームを探している」、そんな人におすすめしたいのが「REGANERO」のアボカドスキンケアです。
アボカドは肌のうるおいを保つビタミンEが豊富で、不飽和脂肪酸であるオレイン酸が肌を乾燥から防いでくれます。
「REGANERO」のアボカドクリームには、しわ改善効果が期待できるナイアシンアミド、ほかにも天然成分であるシアバターやホホバオイル、カミツレ花オイルが配合されています。
しかも化学薬品は一切使用せず、合成着色料や香料も使っていないので、肌の弱い人でも安心して使える保湿クリームです。
プラセンタ化粧水にあわせた保湿クリームを探しているという人は、ぜひ「REGANERO」のアボカドクリームを一緒に使ってみてください。
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