スキンケア基礎知識  2022.07.12

美肌を叶える!正しいスキンケアの仕方を詳しく解説!

美肌に必要なこと、それは毎日のスキンケアです。

そしてスキンケアの仕方は、年齢や肌質、そして朝と夜など、それぞれにあわせたスキンケアの仕方を正しく行うことで初めて美肌を手に入れることができます。

そこで今回は、美肌を叶える正しいスキンケアの仕方について、詳しく解説していきます。

自分のスキンケアが正しいかどうか確認し、誰もが憧れる美肌を目指しましょう。

 

そもそもスキンケアの役割とは

顔を洗ったり、化粧水を塗ったり、私たちが行っているスキンケアは、なぜ必要なのでしょうか。

普段何気なく行っているスキンケアには、ひとつひとつ役割があります。

 

クレンジング〜パック

メイクを落とし、毛穴に油分がつまるのを防ぐ

 

洗顔

古い角質や皮脂汚れを落とし、化粧品を浸透しやすくする

 

化粧水

洗顔後の肌表面に水分を与えて、肌にうるおいを与える

 

美容液

しわの予防や改善などの機能を備えている、ベーシックケアに加えたいスペシャルアイテム。つける順番は「化粧水→美容液→乳液」が正解

 

乳液

化粧水よりも油分が多く、肌に与えた水分の蒸発を油分で防ぐことができる

 

クリーム

乳液よりも油分の割合が高く、乾燥肌に使用することで水分をぎゅっと肌の内側に閉じ込めて、肌のバリア機能を高める。美容成分配合のクリームを乾燥の気になる部分に使うのも効果的

 

パック

いくつかの種類があり、目的や使用順序が異なる。大きく分けて、美容成分や保湿成分を肌に浸透させるタイプと、毛穴の汚れや頑固な古い角質を取り除くタイプがある

 

このように、すべてのアイテムには役割があり、自分にあったアイテムをうまく取り入れることで、美肌を叶えることができるのです。

 

朝の正しいスキンケアの仕方

スキンケアは朝と夜の2回行うことが基本ですが、まずは朝のスキンケアです。

朝のスキンケアの目的は、眠っている間にかいた汗や皮脂などの汚れを落とし、日中に受ける紫外線などから肌を守るためのじゅうぶんな保湿を行うことです。

 

<朝のスキンケアの手順>

洗顔

化粧水

美容液

乳液・クリーム

日焼け止め

 

このような肌のお手入れが基本になりますが、年齢や肌質などにより使用するアイテムを変えるとより効果的です。

そこでひとつひとつのスキンケアの仕方について、もっと詳しく見ていきましょう。

 

洗顔

朝は顔があまり汚れていないから、水で洗えばOKと思っていませんか?

人は眠っている間にも汗や皮脂が分泌されますが、これらの汚れは水だけでは落としきれません。

皮脂や汗などをきちんと落とすことで、そのあとのスキンケアが肌に浸透しやすくなるので、朝の洗顔も洗顔料を使って行いましょう。

だからといって、ゴシゴシと肌をこすっては美肌を叶えることはできません。

正しい洗顔の仕方は次の通りです。

 

  • まずは手をきれいに洗う。手が汚れていると、泡立ちが悪くなり、雑菌などが肌につく原因になる。
  • ぬるま湯で顔を濡らす。肌が乾いていると泡がつぶれやすくなってしまう。
  • 洗顔料をしっかりと泡立てる。目標は手をさかさまにしても落ちないくらいの泡だが、泡立てネットを使うと簡単。
  • たっぷりの泡を肌にのせ、泡を転がして汚れをからめとるような感じで、優しく洗っていく。小鼻の周りや額は皮脂が多く分泌されるので、丁寧に汚れを落とす。ゴシゴシと力を入れてこするのは厳禁。
  • ぬるま湯で泡を洗い流す。生え際・小鼻の周り・フェイスラインのすすぎ残しに注意する。
  • 清潔なタオルで肌を軽く抑えるようにして、水分をふき取る。

 

間違った洗顔方法は、肌にダメージを与えて、くすみやシミ・乾燥などの原因になります。

洗顔は美肌を叶える基本のスキンケアですから、しっかりと取り組んでいきましょう。

 

化粧水

洗顔が終わったら、化粧水です。

洗顔料を使うと、余分な皮脂や汗だけでなく、肌に必要な皮脂まで洗い流してしまいます。

油分を失った肌からはどんどん水分が蒸発していくので、洗顔後はなるべく早く化粧水で水分を補ってあげましょう。

化粧水は手とコットン、どちらをつかってもいいですが、どちらも強くパッティングすることは肌への刺激になるので避けましょう。

人肌程度に温めてから塗ると、より肌に浸透しやすくなるので、化粧水を手のひらに出して少し温めてから肌に与えます。

水分不足を感じるエイジングケアには、気になる部分に重ね塗りをするのもおすすめです。

 

美容液

シミやしわ、くすみなどのエイジングケアが気になる人は、朝のスキンケアにも美容液を投入しましょう。

40代はハリ美容液、50代からはハリや保湿などをトータルにサポートしてくれる美容液がおすすめです。

美容液を乳液や保湿クリームのあとに使っている人がいますが、水分量が多い美容液は、油分の多い乳液やクリームよりも前に使うことが基本です。

若い人で、まだとくに肌トラブルを感じていないならば、無理をして美容液を使う必要はありません。

 

乳液・クリーム

化粧水をたっぷりつけていても、そのあとに乳液やクリームなどで油分を与えないと、水分はどんどん蒸発して肌が乾燥してしまいます。

汗をかく季節は、ベタつくのが嫌で乳液を抜きがちですが、そうすると水分の蒸発を防ぐために皮脂が過剰に分泌され、よけいに肌が脂っぽくなります。

肌の水分量が多い若い人や脂性肌の人は、軽めの乳液を選ぶのがおすすめです。

30代以降、とくにエイジングサインが気になりだす40代以降は、より油分の多い保湿クリームを選ぶといいでしょう。

乳液やクリームは、肌に薄いベールをまとわせるよう、肌にやさしくなじませるのがポイントです。

 

⇩アボカドオイルの保湿効果については下記の記事から⇩

アボカドオイルは保湿力が高い!?乾燥肌に優しい?保湿力が高い理由を解説!

 

日焼け止め

朝のスキンケアの特徴は、最後に日焼け止めを塗ることです。

日焼け対策というと、夏場など日差しが強い季節だけと思いがちですが、紫外線は季節や天候関係なく一年中空から降り注いでいます。

しかも窓ガラスを透過してしまうので、室内であっても紫外線対策は必須なのです。

ただし季節や天候によって紫外線の量は変わりますから、商品に記載してあるSPF値やPA値などシーンにあったタイプを選ぶようにすることで、肌への過度な負担を抑えることができます。

すべてのスキンケアにおけるコツは、ひとつのスキンケアが終わったら、化粧品がなじむまで手を肌に置いたままにし、「なじんだ」と感じてから次のステップに進むことです。

しっかり肌になじませることで、より化粧品の効果を感じることができます。

 

⇩朝用の保湿クリームの選び方については下記の記事から⇩

朝用の保湿クリームを選ぶポイントは?べたつかないおすすめクリームをご紹介!

 

 

夜の正しいスキンケアの仕方

続いて夜のスキンケアです。

夜のスキンケアの目的は、メイクや肌についた汚れを落とし、日中に受けた紫外線や花粉・ほこりなどからのダメージを回復するためのケアになります。

 

<夜のスキンケアの手順>

クレンジング

洗顔

(ピールオフパック)

導入美容液

化粧水

(シートパック)

美容液

乳液・クリーム

(スリーピングパック)

 

朝のスキンケアと順番は大きく変わりませんが、ポイントはクレンジングとパックが加わることです。

忙しい朝と違い、自分の肌とじっくり向き合える夜のスキンケアは、よりスペシャルなお手入れができるアイテムを追加するのがおすすめです。

それでは夜のスキンケアの正しい仕方を、ひとつずつ見ていきます。

 

クレンジング

朝のスキンケアにはないアイテム、クレンジングは夜のスキンケアでとても重要な役割を担っています。

汚れにはいろいろな種類がありますが、夜のスキンケアでまず落としたいのがメイクです。

メイクアイテムは油分が多いため、一般的な洗顔料ではきちんと落とすことができません。

クレンジング剤には水と油を混ざりやすくする成分が入っているので、メイクをした1日の終わりに行う夜のスキンケアは、クレンジングから始めるようにしましょう。

 

  • 乾いた手で、乾いた顔にクレンジング剤をのせていく。額・鼻・あご・頬に少しずつ、顔の内側から外側に向けてクレンジング剤を伸ばす(濡れた手で使用できるクレンジング剤もある)
  • やさしくメイクとなじませる。時間はだいたい1分くらい、長すぎるのは肌に刺激を与え過ぎてしまうのでNG。
  • メイクが浮き上がってクレンジングとよくなじんだら、ぬるま湯でよく洗い流す。

 

クレンジングは、クリーム・ミルク・ジェル・リキッド・オイル・拭き取りなど、とても種類が多いのですが、肌への刺激や洗浄力、使い心地などから自分にあったタイプを選びましょう。

肌への負担がマイルドなのはクリーム・ミルク・ジェル、その一方でオイルは洗浄力が強くウォータープルーフなど落ちにくいメイクに向いていますが、なじませるときに肌をこすりすぎないように注意が必要です。

 

⇩アボカドオイルのクレンジング効果については下記の記事から⇩

アボカドオイルでクレンジングができる!美容効果や使い方について解説!

 

洗顔

洗顔の仕方は朝のスキンケアと同じですが、一番気をつけたいのは、クレンジング剤の洗い残しがないようにすることです。

初めに皮脂の分泌が多い小鼻やあご、次に乾燥しやすい頬や目元・口元の順に洗っていきます。

洗顔後はタオルを肌に押し当てるようにして水分をふき取ります。

 

導入美容液

皮脂という油分をまとった肌は、実は水分がなじみにくい性質をもっています。

そこで追加したいのが導入美容液です。

導入美容液は、美容成分を角質に浸透させて、そのあとにくる化粧水をなじめませる役割があるので、肌にうるおいを与えたい!と考えている人にぜひ加えて欲しいアイテムです。

 

化粧水

クレンジング・洗顔できれいにメイクや汚れを落とした肌は、必要な水分も失っています。

失った水分を補うために、化粧水はたっぷり使うのがおすすめです。

夜のスキンケアは、日中に受けたダメージを回復させるだけでなく、眠っているときに失われる水分までしっかり補充しましょう。

朝とは違い、夜のスキンケアはしっかりうるおいを与えるタイプの化粧水を使うのもおすすめです。

 

美容液

夜のスキンケアは自分の肌としっかり向き合うため、美容液をぜひ取り入れてみましょう。

美容液には、基本のスキンケアにはない付加価値がつきます。

いろいろな機能があるのですが、とくに夜のスキンケアで取り入れたいのは、うるおい・しわ・美白です。

 

<悩み別美容成分>

うるおい セラミド
コラーゲン
アミノ酸
ヒアルロン酸 など
しわ レチノール
アスタキサンチン
ナイアシンアミド など
美白 ビタミンC誘導体
トラネキサム酸ルシノール
ナイアシンアミド など

 

30歳を過ぎると少しずつ肌の悩みが増えていき、40代以降はいくつもの悩みを抱える人が少なくありません。

美容液はひとつだけしかつけられないわけではないので、自分の悩みを改善してくれる成分が配合されているモノをいくつか組み合わせてもOKです。

ただし美容液を付ける順番は、油分の多い乳液やクリームより前が基本、とくに気になる箇所は部分付けもおすすめです。

 

乳液・クリーム

朝のスキンケアでは軽いつけ心地の乳液を使っていても、夜はしっかりとうるおうクリームを選んでみてもいいでしょう。

化粧水でたっぷりうるおいを与えても、油分でフタをしてあげないと水分はどんどん蒸発してしまいます。

とくに朝起きた時に肌が乾燥している人は、夜の保湿ケアが十分でない可能性があるので、油分の多いクリームでうるおいを閉じ込めるようにします。

「部分的に乾燥が気になる」「ニキビが出来やすい」といった悩みであれば、乾燥が気になる部分は重ねづけしたり、ニキビが出来やすい箇所は薄く伸ばしたり、乳液やクリームの量で調節するようにしましょう。

 

パック

夜のスキンケアでは、パックによるスペシャルケアを取り入れてみるのが人気です。

パックは正しい順番で使うことでより効果を実感しやすくなるため、使用手順や使い方をしっかりと確認しておきましょう。

 

シートパック

顔に直接シートを貼り付けるフェイスパック(シートパック)は、最もポピュラーなパック方法です。シートパックは美容成分や保湿成分を肌にきちんと浸透させる目的があり、化粧水のあとに使用します。

 

ピールオフパック

ペースト状のパックを顔に塗って、乾いたらはがすというのがピールオフパックです。一般的には、毛穴の汚れやなかなか剥がれない古い角質など汚れをクリアにする目的で使用します。ピールオフパックは洗顔後に使うのが基本ですが、その際は軽く水分をふき取ってから使いましょう。

 

スリーピングパック

シートパックやピールオフパックは、使ったあと、はがしたり洗い流したりする必要がありますが、スリーピングパックは塗ったあとはそのまま眠ってしまってOKというお手軽なパックです。パックに配合されている美容成分が眠っている間に肌に浸透するだけでなく、パックが水分を閉じ込めて乾燥しにくくなるというメリットもあります。

 

多くのパックは、週に1~2回の使用を推奨しています。

毎日続けると早く効果を実感できるというものではなく、かえって肌に負担をかけてしまうこともあるため、使用方法や回数は必ず守るようにしましょう。

 

⇩アボカドオイルでスキンケア?については下記の記事から⇩

アボカドオイルはスキンケアにも使える!?効果やおすすめのアボカドオイルを紹介!

 

まとめ

美肌を叶えるために必要なスキンケア、朝と夜では目的が異なります。

朝は眠っている間の汚れを落とし、日中に受ける紫外線などのダメージから肌を守るための保湿や日焼け対策を行い、夜はメイクや汚れを落とし、日中に受けたダメージから肌を回復するためのケアを行います。

朝と夜のスキンケアでは、使用するアイテムや順番に違いがあることを理解し、自分にあったスキンケアアイテムで肌をしっかりケアしていくことが大切です。

基本のスキンケアに肌をいたわるスペシャルケアをプラスして、憧れの美肌を叶えましょう。

 

肌にやさしい植物由来のクリームをご紹介!

美肌を叶えるためには、朝と夜のスキンケアがとても重要です。

とくに肌の内側にぎゅっと水分を閉じ込める保湿クリームの役割は重要で、どのような乳液やクリームを選べばいいのか迷っている人もいることでしょう。

ただ油分が多いクリームでは肌がベタベタしますし、なるべく肌への刺激が少ない成分であることも大切です。

「REGANERO」のアボカドバタークリームは、「森のバター」「食べる美容液」ともいわれるアボカドから抽出されたオイルを中心に、シアバター・ホホバオイル・カミツレ花オイルなど植物由来の保湿成分を配合した肌にやさしい保湿クリームです。

また美白・しわ改善有効成分のナイアシンアミドも配合されていて、気になるエイジングケアもサポートします。

しっかりとうるおいを感じたいけれどベタつかない、「REGANERO」のアボカドバタークリームを毎日のスキンケアに取り入れて、ぜひ美肌を叶えましょう。

 

投稿者プロフィール

藍鈴
藍鈴
栄養学や食べてキレイになるインナービューティーに興味を持ち、5年勤めていたアパレル業界から栄養士業界へ転職を決意。栄養学校へ入学し、本格的にインナービューティーについて学びをスタート。


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