アボカドの栄養編  2022.02.04

アボカドが森のバターと呼ばれる理由と由来を解説!その他食材の別名と一緒に紹介

「健康にいい」「美容にいい」と話題になる食材はいろいろありますが、なかでも注目されているのが『アボカド』です。

「世界一栄養価の高い果物」としてギネスブックにも認定されているアボカドは、美味しいだけでなく魅力がいっぱいの食材として人気があります。

この記事ではそんなアボカドの魅力について、詳しく解説していきます。

アボカドが好きな人も、今まで食べたことがない人も、この機会にアボカドについて詳しくなってくださいね。

 

森のバターとは

食材には、「え?」と思うような別名がつけられていることがあります。

例えば、日本では「馬肉」のことを「さくら」と呼びますが、これはかつて獣肉食が禁忌であった時代に、庶民が隠れてでも獣肉を食べたいという欲求から、隠語として使われるようになりました。

このように食材に別名をつけるという風習は、世界各国で行われていて、アボカドにも別名がつけられています。

『森のバター』

これがアボカドの別名です。

何故そう呼ばれているのか、アボカドを食べたことがある人は、何となく想像がつくかもしれませんね。

アボカドはとにかく濃厚さが美味しさのポイントなのですが、これは脂肪分が多く含まれているからです。

バターは可食部の80%が脂質ですが、アボカドもバター同様、かなり多くの脂質を含んだ食材になります。

つまり「森のバター」というのは、「森で採れる、バターのように脂肪分が含まれている果物」ということから名づけられたのです。

 

⇩森のバターと呼ばれる理由は?については下記の記事から⇩

アボカドが森のバターと呼ばれる理由とは?アボカドの美容効果について!

 

アボカドの特徴

生のままでも加熱しても美味しいアボカドですが、食べたことがない人のために特徴をいくつかあげていきます。

 

口当たりはねっとり

アボカドの口当たりはとてもねっとりしています。

皮が黒くなるくらい熟しているのが食べごろで、口に入れると濃厚でクリーミーな食感が楽しめます。

 

味はあまりしない

意外かもしれませんが、アボカドそのものにはあまり味がありません。

そのため、ドレッシングやレモン汁などで味付けすると、いろいろな味を楽しむことができます。

わさび醤油との相性も良く、トロマグロの代わりに寿司ネタとして使われることもあります。

 

食べごろは黒色

アボカドの色というと、緑色を想像する人は多いでしょう。

実際に店頭で売られているアボカドは鮮やかなグリーンをしていることが多いのですが、買ってきたばかりの緑色のアボカドは、皮をむいて食べようとしても青臭くて美味しくありません。

美味しくない理由は、緑色のアボカドはまだ実が熟しきっていないからです。

アボカドはそのまま置いておくと「緑色 → 黒っぽい斑点が入った緑 → 黒色」と皮の色が変化しますが、食べごろは皮が黒くなって、優しく指で押すと柔らかい感触になったときです。

買ったばかりで緑色のアボカドは室内で常温保存、皮が黒く変わり完熟になったら冷蔵庫で2~3日保管できます。

 

 

森のバターの由来は良質な脂肪酸

脂質が多いから「森のバター」と呼ばれている・・・と言っても、どのくらい似ているのか気になりますよね。

そもそも「バター」とは何なのか、ということを正しく理解していますか?

実はバターというのは、動物性の脂肪分(乳脂肪)が80%以上含まれていることが定義づけられています。

バターと同じようなものと言えば、真っ先に思い浮かぶのはマーガリンですが、マーガリンにも油脂が80%以上含まれています。

ところがマーガリンに含まれる油脂には特定の決まりがなく、一般的なマーガリンでは植物性の脂肪を使うことが多く、さらにはココアなどフレーバーを加えて味に変化をつけることも可能です。

では具体的に「バター」「マーガリン」「アボカド」の脂質を比べてみると、どのようなことがわかるのでしょうか。

 

飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸

脂質を構成している脂肪酸は、いくつかの種類に分けることができます。

飽和脂肪酸は常温で個体、不飽和脂肪酸は常温で液状の脂肪酸です。

脂質の固まりでもあるバターとマーガリン、このふたつの特徴はどちらも「固形」ですから、

「じゃあバターとマーガリンは飽和脂肪酸だね」

と答えたあなた、残念ながら「不正解」です。

バターを構成する乳脂肪は、飽和脂肪酸が60%以上ですから、「常温で個体」という特徴に当てはまります。

ところがマーガリンの脂質は植物性油脂がメインであり、本来ならばマーガリンは「常温で液体」のはずですが、それを技術により固形化し、常温でもパンに塗りやすいあの柔らかさを実現させたのです。

つまりバターとマーガリンは似て非なるもの・・・、というわけですね。

一方、アボカドは植物ですから、そこに含まれる脂質は不飽和脂肪酸がメインになります。

この点に注目すれば、アボカドは「森のバター」というよりも「森のマーガリン」といったほうが近いかもしれませんね。

植物性油脂を主原料とするマーガリンと、そもそも果物であるアボカドを「似てる」と例えてしまうより、動物性油脂である乳脂肪を主原料とするバターに例えたほうが、よりアボカドの脂質の多さは伝わりやすいので、「森のバター」となったのでしょう。

ただし純粋に脂質だけを見たとき、動物性油脂からできているバターはコレステロールが高くなってしまいますが、アボカドは一価不飽和脂肪酸であるオレイン酸が中心です。

このオレイン酸、近年、善玉コレステロールを減らすことなく悪玉コレステロールを減らしてくれると注目されている脂質なのです。

動脈硬化などの生活習慣病が気になる人にとって、良質な脂質が摂れるアボカドは、バターよりも魅力的な存在になりますね。

 

⇩アボカドの脂質については下記の記事から⇩

アボカドの脂質はほとんど不飽和脂肪酸!?得られる効果を解説!

 

アボカドの栄養

アボカドは、世界一栄養価の高い果物として、ギネス認定されているほどの果物です。

具体的には、不飽和脂肪酸は果物の中でもダントツですが、それ以外にも、若返りビタミンとも呼ばれるビタミンE、目にいいとされるルテイン・ゼアキサンチン、妊婦さんが摂っておくべき栄養素の葉酸、腸内環境を整える食物繊維など、栄養価の高さでは類を見ないともいえます。

そんなアボカドの栄養素について、もっとも代表的なものを見ていきましょう。

 

オレイン酸

アボカドの最大の特徴といえば、脂肪分が高いこと。

なんと果肉部分のおよそ20%が脂肪分なのです。

これほどまでに脂質を含んだ果物はほとんど見かけることはないのですが、アボカドが優秀といわれるのは、脂質の多くが一価不飽和脂肪酸であるオレイン酸だからです。

脂肪分というと、肥満やコレステロール値を上げるといった悪いイメージを持っている人が多いのですが、オレイン酸は善玉コレステロールを減らさず、悪玉コレステロールの上昇を抑えて、血中コレステロールを正常に保つのに役立ちます。

もともとオレイン酸は皮脂に含まれる成分であり、アボカドを食べることで肌をしっとりすこやかな状態に導く美容効果が期待できます。

またアボカドに含まれる栄養素は、オレイン酸など一価不飽和脂肪酸によって体内に吸収されやすくなるというメリットもあるのです。

 

⇩オレイン酸がニキビに与える効果については下記の記事から⇩

オレイン酸が肌荒れやニキビに与える効果について解説!

 

ビタミンE

美容家や皮膚科医の間では有名なビタミンEは、別名を「若返りビタミン」とも言われています。

その理由は、ビタミンEには老化を引き起こす活性酸素を取り除いて、酸化を抑える働きがあるから。

動脈硬化やがんといった健康リスクの軽減につながるだけでなく、多くの人の悩みでもあるしみやシワなどの抑制にも期待できるということから、ビタミンEを多く含む食材は注目されているのです。

 

⇩ビタミンEは肌に塗ると効果あり!?については下記の記事から⇩

ビタミンEは肌に塗ると効果絶大なの?ビタミンEがもたらす美容効果を解説!

 

カリウム

ミネラルの一種であるカリウムは、塩分過多になりやすい日本人にとって大切な栄養素です。

なぜならナトリウムの排出を促す働きがカリウムにはあるから。

味噌や醤油など、塩分を多く含んだ調味料をつかう和食を食べている日本人は、世界的に見ても塩分摂取量が多いという報告があります。

減塩メニューに変えていくと同時に、カリウムを積極的に摂取していくことが重要だとも言われています。

 

アボカドを食べることによる効能

アボカドは健康にも美容にもいい食材だと、日本国内でもかなり注目されています。

では具体的には、どのような効果が期待できるのでしょうか。

 

美肌効果

「若返りビタミン」とよばれるビタミンEのもつ抗酸化作用は、しみやシワの予防が期待できるものです。

ほかにも、アボカドに含まれるオレイン酸は、肌にうるおいを与える脂質でもあるのですが、同時に水分を多く含んでいるという特徴も併せ持っているため、肌にとって必要な水分と油分の両方を補うことができます。

 

⇩アボカドは食べる美容液!?については下記の記事から⇩

アボカドは食べる美容液!?美容成分から効果について解説!

 

整腸効果

日本人は食物繊維の摂取量が少ないということは、かなり前から言われてきたことです。

食物繊維を多く含む食材というと、ゴボウやきのこなどを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

ただしこれらの食材は毎日手軽に・・・という感じではありませんよね。

アボカドは加熱してもそのままでも美味しく食べられ、そのうえ食物繊維が豊富に含まれています。

しかもアボカドの食物繊維は水溶性と不溶性、両方の食物繊維がバランスよく含まれていて、整腸効果が期待できるほか、コレステロールと血糖値の上昇を抑える働きも兼ね備えているのです。

腸内環境を整えることは、健康や美容にもつながりますから、積極的にアボカドを取り入れていきたいですね。

 

⇩アボカドは便秘に効く!?については下記の記事から⇩

アボカドは便秘に効く!?便秘を解消できる食べ方から注意点を解説!

 

がん予防

美容での効果が注目されがちなアボカドですが、実はがん予防に期待されている食材ということを知っていますか?

日本人は一生のうちにがんと診断される確率は、2018年の統計によると男女とも2人にひとりの割合だと報告されています。

それほどがんというのは身近な病気なのですが、世界各国に目を向けてみると、がんの死亡率に差があることに気づきます。

そのなかでも、注目されているのがメキシコです。

なぜメキシコではがんの死亡率が低いのか、この理由がアボカドとライムにあると言われています。

ライムはもともと抗ガン作用が高いと言われるクエン酸を多く含む食材で、メキシコでは飲み物や食事にライムを丸ごと絞って毎日摂取しています。

そしてアボカドもメキシコ原産の果物で、一般家庭でよく食べられていますが、脂肪酸であるオレイン酸は悪玉コレステロールを減らす作用があり、動脈硬化などの予防に役立っているのではないかと言われているのです。

またアボカドはほかにも多くの栄養素を含んでいて、ライムのクエン酸とアボカドの豊富な栄養素がうまく組み合わさって、がんの予防効果を高めているのではないかと研究が進められています。

ほかにも日本ではアボカド由来の成分に着目して、白血病がん細胞の治療効果研究を行っている研究者がいます。

アボカドは栄養価が高いだけの果物ではなく、さらなる可能性を秘めている食材でもあるのです。

 

⇩アボカドは癌予防に有効!?については下記の記事から⇩

アボカドは癌予防にも有効!?抗がん剤の効果を高める?癌予防する食べ方を解説!

 

肝臓の保護

お酒が好きな人にとって、健康診断の肝機能の値は気になるところでしょう。

アボカドに含まれるグルタチオンという成分は、解毒作用があって、肝機能の働きを助けると言われています。

さらに、肝臓を傷つける活性酸素を取り除き、肝機能の低下を抑制する働きもあります。

 

その他食材のユニークな別名

ここまでアボカドが「森のバター」と呼ばれる理由や実際の成分について、詳しく解説してきました。

そして「アボカド=森のバター」のように別名がつけられている食材は、ほかにもたくさん存在します。

ここにその一部を紹介していきましょう。

 

赤いダイヤ:あずき

赤いダイヤと呼ばれているのが、日本でお馴染みの「あずき」です。

昭和30年前後、日本ではあずきが投機の対象となっていました。

生産量が天候で大きく左右されるのに加え、中国からの輸入規制により、国内ではあずきがときにかなり不足する事態も起こっていて、そうした点にいち早く目をつけた投資家たち、そして一般人までもがこぞってあずきにお金を注ぎ込み、大金を稼いだとも言われています。

 

不老寿の果物:イチジク

いちじくは、アボカドと同じように栄養をたくさん含んでいる果物です。

血圧の上昇を抑えるカリウム、食物繊維であるペクチン、消化を助けるタンパク分解酵素など、多くの成分による健康効果が期待できる食材であることから、「不老不死の果物」と呼ばれています。

 

大地のリンゴ:じゃがいも

「大地のリンゴ」と聞いて「じゃがいも」を思い浮かべる人はどのくらいいるでしょうか。

「1日1個のリンゴは医者を遠ざける(An apple a day keeps the doctor away)」とイギリスのことわざにあるように、リンゴはとても栄養が豊富な果物です。

そしてフランスでは、じゃがいもが「大地のリンゴ」と呼ばれています。

理由は、でんぷん、ビタミンC・B1・B6、ナイアシン、カリウム、葉酸、食物繊維など、こちらも栄養がとても豊富だからです。

このように栄養が豊富な食材は、世界各国で別名がつけられていることが多いです。

 

アボガドのまとめ

この記事では、アボカドが森のバターと呼ばれる理由や、アボカド成分の効果について詳しく解説してきました。

 

  • アボカドは生でも加熱しても美味しく食べられる。皮が黒くなってきたら食べごろ。
  • アボカドは可食部の80%が脂肪分であり、まるでバターのように脂肪が多い
  • バターと呼ばれる由来は豊富な脂肪酸にあるが、バターよりも、良質な脂肪酸である不飽和脂肪酸が多く含まれている。
  • アボカドに含まれる豊富な栄養素は、美容や整腸作用だけでなく、がん予防や肝臓の保護にも期待できると注目されている。

 

アボカドは、バランスが偏りがちな食生活をしている人にとって、手軽に取り入れやすい栄養価の高い果物です。

もちろん味も美味しくて、いろいろなメニューにアレンジができるので、積極的に取り入れていくといいですね。

 

アボガドはスキンケアにも最適

アボカドを食すことについて、いろいろなメリットを伝えてきましたが、実はアボカドには「塗る」効果というのも期待できることを知っていますか?

アボカドの脂肪酸であるオレイン酸は、人の皮脂に含まれる成分であり、肌に塗ったときの肌なじみがいいのが特徴です。

アボカドから抽出されるアボカドオイルを皮膚に塗ることで、肌にうるおいを与え、健やかな肌に整えることができるのです。

またアボカドに含まれている栄養は、低温圧搾法であれば栄養価を壊さずにオイルを抽出することができます。

そんなアボカドオイルをスキンケアに取り入れた商品が、「REGANERO」のアボカドスキンケアです。

使用するアボカドはオーガニック栽培されたものを使い、乾燥・保管・抽出方法に至るまでこだわり抜いたアボカドオイルは、純度100%のエキストラバージンアボカドオイルです。

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食べるだけでは勿体ない!アボカドの「塗る」魅力を、ぜひ肌で感じてみてはどうでしょうか。

 

 

<参考文献


文部科学省
厚生労働省
国立がん研究センター

 

 

 

 

 


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